仇花
仇花 / 感想・レビュー
アカツキ
徳川家康の最後の側室・お六、幕末の江戸で赤貧生活を送る浪人の妻・お六を書いた物語。お六の言い出したら聞かない勝気さに辟易したが、身内のため一心で突き進む姿は健気。そこで応援したくなるかと言うと今一つならない。お六には気をかけてくれる人も手も差し伸べてくれる人もいるけど、お六と相思相愛の夫・千之助の無関心に耐える小夜を思うとね。そういや千之助、悩んで右往左往していただけで結局何もしていないような…。江戸幕末の話は終盤に側室お六の語った望みが叶った転生もの?こちらはいまひとつ冴えない。
2021/12/31
もぐを
人生が二度あれば。平凡な暮らしとてっぺんを目指す暮らし。結局平凡がエエなぁという結末とみてエエのでしょうね。
2017/02/06
あいべきん
お六さん。いつも通りのお初にお目にかかります、ですけどw こんな人生って幸せなのかな。美人に生まれるのも大変だな。あーダメだ、またしても浅い感想しか浮かびもはんw
2019/11/24
としえ
北条家残党の子、お六。小さいころから見目麗しいが気性が荒く、野心の塊のようなお六が夢みたものは、お城での暮らし。町で知り合った商人や、つてを頼りながら野望をかなえるべく突き進む。その果てにみたものは・・。野心にあふれ、我が強く、したたかなお六。なんとか這い上がろうとする意地というか根性は見上げたものだが、人の意見に耳を貸さず、贅沢三昧をするあたりは如何なものかと思ってしまう。周囲の人たちはいい人が多いが、お六自身に共感ができなかったので、あまり好きにはなれなかった。
2012/06/03
由久子
お六の向上心と貪欲さに、さっぱりと読むことができました。それでいて印象深かった。
2010/05/21
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