極点飛行
極点飛行 / 感想・レビュー
Yoshihiko Nakade
南極を舞台にナチスの秘密と、ある思いから秘密にたどり着こうとする日系人、それを狙うネオナチ、南米独裁政権の残党たち、そして図らずもその戦いに関わることになった地の果てまで流れてきたパイロット・・・とても興味深いテーマと内容で一気に読んでしまった。また、ツインオッターをはじめとする、いろいろな航空機も登場し、好きな人間にはこちらも堪らない。しかし、南極を舞台にこんなことして良いのかな(笑)
2014/08/31
kikizo
ナチの遺産を巡っての地肉の争い。ギャビン・ライアルを思い出してしまった。目くるめく展開に手に汗握ります。これぞ冒険小説の王道。お約束のロマンスもありで盛りだくさん。面白かったです。
2016/07/21
ふなちゃん
笹本さんの春を背負ってが良かったので 他の本も読んでみました。図書館で借りてきたのですが 文庫化されてるんですね。一気に読了しました。それだけ面白かったって事です。南極を舞台にしたサスペンス。結構新鮮でした。
2015/05/31
Mitsuo Seki
南極に数十年周期で現れるドライバレーに大きな金鉱脈があり、それをめぐってネオナチグループを中心にして大国までを巻き込んだ争奪戦が繰り広げられる中で奮闘する日系人を中心としたグループのアクションもの。 説明文的な前半は読むのが苦しくなってしまう。後半はテンポがよくなって読み進められます。 でも、もっとすっきりした話のほうがよかったと思うな。いろいろなことを詰め込みすぎていて非常に疲れる。
2012/07/05
よっちゃん
解決したところで新たな大きな謎が提示される。強大な敵を倒したところでさらにパワーアップした敵が待ち受ける。アクション、アクション、畳み込むように緊張の場面が用意されている。こうであればナチス残党による帝国復活の陰謀やCIAのクーデター支援工作など多少は使い古された構図をもちいても差し支えない、また類型的な恋愛ドラマが紛れ込んでいても目をつぶることができるのだが。やれヒューマニズムや反権力の力学が詳述されるとそれは余計ものでしかないため全体の調和が取れない。 つまり中だるみが酷すぎる。 期待外れ!
2005/07/17
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