ハートブレイク・レストラン

ぶんこ

あまり流行らない、駅から遠いファミレスに現れるハルお婆さんの幽霊と、そのファミレスを仕事場として原稿書きをするフリーライターの真以。2人が身近な謎解きをする物語なので、表題の意味がよくわかりません。あえて言えば、ハートブレイクな人が集まり、そういう幸薄い人にだけハルさんが見えるから？ 内容はささやかな謎解き短編のようで、ワクワクやドキドキはありませんが、ハルさんの上品なところや、嫌な人が出てこないところなど、ホヤホヤと流れるような作品でした。

2017/02/22

takaC

表紙の絵が怖い。冷静に考えるとタイトルは意味不明。

2015/02/22

あつひめ

ミステリーでも残虐さの無いミステリーで、ご近所事件簿みたいな気がして箸休めにいい１冊だった気がします←褒め言葉ですよ。長い間彷徨ってしまった地縛霊。でも、ただの地縛霊じゃないところがいい。心が寂しい人だけが見える・・・なんてちょっと違うんじゃないの？その人とピピピって分かり合えるからじゃないの？と後半では感じたけど。寂しかった人にも徐々に幸せの方から近寄ってきたみたいだし、不器用な刑事とライターの恋の行方がとても楽しみになった。もちろん店長も。続編でもできたらまた楽しみが増えるんだけどな。

2012/10/07

いぼいのしし

幽霊のおばあさんが安楽椅子探偵役のコージーミステリー。意外性はあまりなかったけれどおもしろかった。

2021/10/20

チガ

フリーライターの主人公が通うファミリーレストランに潜むお婆ちゃんの幽霊、ハルお婆ちゃんが日常の謎を解決する連作短編。上品で丁寧な口調のハルお婆ちゃん、謎も些細なものでほのぼの日常の謎ですね。レストランで出会った南野とよのんびり進む恋愛要素も含めています。

2013/10/22