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シンデレラ・ティース

シンデレラ・ティース

シンデレラ・ティース

作家
坂木司
出版社
光文社
発売日
2006-09-21
ISBN
9784334925154
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シンデレラ・ティース / 感想・レビュー

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ハイランド

著者お得意の日常ミステリー。主人公は苦手な歯科医の受付にアルバイトに来た女子大生。和菓子のアンをもうちょっと普通にした感じのおっとりお嬢様。歯科業界が詳しく書かれていて楽しく読める一冊。でも著者の他の本に較べると、登場人物がやや類型的な印象。仕上げがまだの荒削りの彫刻のようだ。全体の形は良いんだが、細部がちょっと気になる。舞台となるクリニックは歯医者が苦手な人でも通いたくなる雰囲気とサービス。でも私達日常で過剰なサービスを期待しすぎでは?不愉快にさせられるのは論外だが、別に当たり前の応接でいいんじゃない?

2014/09/27

再び読書

タイトルが秀逸でした。先にホテルジューシーを読んでいたが、順番は関係なく楽しめた。四谷さんが、坂木氏の探偵役で引き立つ。人それぞれに今までの思いや悩みがあり、それを拾い上げる坂木氏は安定の面白さです。ヒロとサキの今後も書いて欲しい。品川デンタルクリニックの人々も、まだまだ掘り拡げる事が出来そうな個性ですね。歯医者は、子供を産むのがメインの産婦人科の様な、病気ではなく寛いで治療できる場所にすべきというのは納得。

2015/05/14

七色一味

読破。一週間、私の読み落ちの友になってくれていた本です。歯医者さん嫌いという人が殆どでしょうが、主人公もその一人。それが、母親の陰謀(?)で歯医者さんの受付のアルバイトをすることになり──。歯医者さんを舞台としたちょっとしたミステリの連作短編集。長さも、寝る前の読書にはちょうどいい。1編大体30分くらいで読めて、お布団の中でちょうどカラダも温まって──なんというか、ちょうどいい感じ。『ホテルジューシー』と夏休みの表裏をなす作品です。

2011/11/19

エンブレムT

まさに今「歯が痛いような気がするが・・・きっと気のせい」と、自分に言い聞かせてるところなので、歯医者が嫌いな主人公サキちゃんに思わず共感。でも、彼女が受付のバイトをすることになったようなクリニックがあるのなら、行くよ!行きますとも!!「こうあってほしい」と思い描くような理想を形にしたような歯医者さんではありませんか!!さすが作者自らが「歯医者さんが怖い」と思っていた過去があるからこその作品といいますか(笑)作品としてはミステリー風味がついた恋愛モノって感じでしょうか。タイトルには「成程ー!」と、納得♪

2010/10/29

ヨミー

和菓子のアンに続けて、2015年2冊目も坂木司作品読了です。こちらも装丁が素敵な一冊。歯科医を舞台にした連続短編集。突然アルバイトで入ることになった主人公サキちゃん、歯医者嫌いからスタートするも、周りの素敵な先生やスタッフに囲まれて、いろんな患者さんと関わり、問題解決したり、意識も変わり成長していく様が描かれていて、とてもいい読了感です。食べ物の描写も意外にあり、楽しませてくれた。四谷さんとのその後も気になるし、応援したい。姉妹本の「ホテルジューシー」もぜひ早いとこ読んでみたい。

2015/01/16

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