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うりずん

うりずん

うりずん

作家
吉田修一
佐内正史
出版社
光文社
発売日
2007-02-01
ISBN
9784334925307
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うりずん / 感想・レビュー

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Satomi

20タイトル。同じタイトルで佐内正史さんの写真と吉田修一さんの短編小説。スゴくイイ!!何がどうって表現できないのがもどかしい…けどスゴくイイ!!感動的とか衝撃的っていうのとは違う…けどスゴくイイ♪『応援』の章、「強いやつなら、負けたことにも勝てるよ」「弱いやつは、勝たなければ、勝てないんだよ」もしかすると弱い男が好きなのかもしれない…大人が青春時代を振り返りちょっとキュンとする、そんな一冊。イイ♪

2014/10/14

スミス市松

苦々しい過去を振り返る何気ない日常の随想の中にこそ、実は新しい世界へ向かう決意が胚胎されているのかもしれない。〈いま・ここ〉を生きる都会の人々の「うりずん」――沖縄の方言で、冬が終わり大地に潤いが増す“潤い初め”(二月~四月)の時期を意味する――を垣間見る掌編+写真集。かつて「水底」だけは読んだが、いまも変わらず私にとっては重要な小説だった。

2017/02/14

水色系

写真と、掌編小説集。うりずん:沖縄で梅雨に入る前の、もっとも爽やかな季節(帯より)。吉田修一さんの文章が短文ながら郷愁をそそる。「告白」がよかった。夜行バスに乗れていたら、好きだった人の結婚話を止められたかもしれない。切ない。

2021/06/11

二人娘の父

前半は写真集、そしてそれに関する超短編が後半。通勤で職場に向かう電車内(約30分)で読み切れる分量。文章の巧みさや表現のうまさは、さすがだなと感じるが、いまいち響いてこない。吉田修一の作品はいくつか読んでいるが、いつもそうした「なんか足りない」といつも感じる。まぁいいんだけど。そもそも「うりずん」の意味は?タイトル買いしてしまっただけに、物足りなさも増幅した。

2022/02/03

アキ

文芸春秋「Number」に対抗し創刊された光文社『VS.(バーサス)』に連載の「スポーツのある風景」をまとめた本だったんですね。そんなスポーツをテーマの中心に据えた総合誌(?)での連載ということなら、その構成と内容には納得です。でも雑誌内の読み物としては良くても、これではちょっと短すぎ!!じっくりと吉田修一作品を読みたくなってきます。

2011/08/21

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