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しずく

しずく

しずく

作家
西加奈子
出版社
光文社
発売日
2007-04-20
ISBN
9784334925444
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しずく / 感想・レビュー

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紫 綺

様々な喜怒哀楽を上手に切り取った短編6作。読んでいて色々な感情が浮き沈み、溢れかえる。読み終わると、なんかほっこりした。特に「木蓮」が好きだ。

2017/02/06

sk4

アラサー女性の内面を、女性の二人組(二匹組)で描いた短編集。 2006年頃の作品だから、今のアラフォー女性に宛てたメッセージ。 女性作家と言えば、一時期角田光代さんにハマった時があったのだけど、角田作品に比べて諦念は弱く、前向きなものが多い。 南の島の嘘つき女、みさきの話が深かった。嘘は悪い事。そうなのかな。人を傷つける事があるかもしれない。けれど、良いか悪いかでぶった斬るものではない。そう思った。

2013/03/21

扉のこちら側

初読。表題作はまた幸せな二人と二匹に戻ると思ったのに、切ない。大切な人をうしなって、自分を見つめ直す「影」もよかった。空と海の明るさと、人生の影のコントラスト。

2012/12/25

みんと

動物や子どもの出てくる話は、それだけでジーンときてしまう。木蓮や表題作のしずくが良かった。女性の気持ちとして、母にも娘にも共感できてしまうシャワーキャップも温かい気持ちになれて好きだ。彼の二股疑惑は、ホントのところどうだったのかが気になるな。

2014/12/27

ぶんこ

短編集で、主人公がどれも女性で、関わる女性とのお話。 どれもサラッと書かれていますが、女通しっていいなと再認識。 特に「灰皿」の大家さんがよかったです。 こんな優しいおばあさんになりたい。 そして猫好きとしては「しずく」が一番よかったです。 猫の鳴き声(のおおおおお)や(だふううう)って、我が家の猫からは聞いた事がない鳴き声で、思わず聞きに行きたくなりました。 最後はお別れしちゃうけど、そこは猫。 すぐ忘れる。 羨ましいような。

2015/09/26

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