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クロスカウンター

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作家
井上尚登
出版社
光文社
発売日
2007-06-01
ISBN
9784334925499
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クロスカウンター / 感想・レビュー

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absinthe

蘊蓄の多い本はそれだけで好きになってしまうabsinthe。多少の難は目をつぶってしまうのだ。ハイテク分野の将来性を門外漢が見抜くのは難しい。ハイリターンを期待して騙されるような人を煽るのは詐欺師ばかりでなく、社会の仕組みが後押ししている。このしくみがよく書けている。小説としては、敵キャラの造形や性格付けなど、いろいろ頑張って欲しいところがある。あのキャラにも、どんどん惹かれてしまう描写でもあれば最後がドラマチックだったかも。

2020/01/04

nyanco

『事件でござるぞ、太郎冠者』を読み、面白いな、と感じた作家さん。『厨房ガール!』も既読なのですが、今月新刊が出るというので調べたところ、本書『クロスカウンター』の続編ということだったので、まずはこちらから。証券アナリストから、金融探偵に転職した恵子。この金融探偵という仕事がどうも私にはなかなか理解しがたく、最初は少し戸惑いました。恵子に仕事を依頼する富豪の未亡人・真壁杏子。この老婦人が実に魅力的、しかしどうも謎が多い。続→

2013/02/09

れみ

図書館で続編を見つけたので復習のため数年振りに再読。金融探偵・七森恵子が調査を依頼された会社に潜り込んだりしているうちに、過去の因縁のある人物に行き当たったりして…というお話。恵子の相棒的な感じの如月浩二郎の有能なのにサッカー絡みでグジグジするところがなんか良い(^^)近いうちに続編も読んでみよう。

2013/09/09

うさこ

読み始めはあんまり面白くはなかったけれど、だんだんと引き込まれて面白く感じました。最終章は全く違う話かと思うほど脈絡のない部分から始まりましたが、なかなか上手く設定できたと思います。恵子と浩二郎の仲が気になるところ。

2013/06/22

myunclek

最終章が一番面白かったかな。主人公がピンチに余りにも簡単に逃れてしまうので、安物のドラマ見てるようでしたが主題はそこじゃ無かった訳だ。まんまとカウンターパンチを喰らって、呆気なくダウンした天才の脆さだった…ようですね。

2019/05/05

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