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人は思い出にのみ嫉妬する

人は思い出にのみ嫉妬する

人は思い出にのみ嫉妬する

作家
辻仁成
出版社
光文社
発売日
2007-07-01
ISBN
9784334925581
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人は思い出にのみ嫉妬する / 感想・レビュー

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イチ

恋人の心の奥に一人の女性の影がいつも感じられたなら、あなたはどんな感情を持ちますか。この作品はそんな恋人達の心のありようを描いた物語。いい大人ですがとても感情移入して読めた。忘れられない人。思い出にならない人。そんな想いがある人なら是非読んでみて欲しい。せつなさが溢れて仕方がない…。

2018/08/24

まさ

ストーリ自体も楽しめたが、心に響く言葉が多かった本。いくつか拾いあげると「人は世界や運命と折り合って生きていかなければならない」、「時間だけが解決できることがある。その時間を短縮することは誰にも出来やしない」、「思い出は厄介だが、人間が死ぬまで持ち続けることが出来る宝物でもある」、「幸福というものはいかなる基準も必要ありません。自分たちがその基準を決めることが大事」。 読書をすることで普段は意識していない自分の深層心理がつまびらかになるような気がした本だった

2014/02/16

朝比奈さん

思い出への嫉妬ほど不毛なものは無いと思うけど。水アレルギーって無理ありません?? 前半痛々しく後半あざとい。…って酷評だな、おい。あとがきが素直に信じられません…。←人でなし?

2013/06/01

hiromura

辻さん随分読んでいたのに未読だった。嫉妬ばかりしているのは苦しい。無かったことを想像して思い出のように語るのも辛い。あとがきで実話を元にしていると知った。3人ともどうにか元気で幸せそうなので良かった。

2022/02/07

まにまに

思い出に嫉妬する苦しさ、そして思い出にしかない幸福、、、もっと若かった時の自分自身の恋愛を思い出して、少し苦しくなりました。私は現実を直視する人生を歩んでそれはそれで間違った選択ではないし後悔もないけれど、もし思い出に生きていたとしたら少し複雑な人生だったのかもしれない。この小説の中では思い出に生きる女性とlocked-in syndromeからデバイスを使いながら社会復帰した男性との人生が描かれているけれど、常識のある人間には真似できない凄まじい人生だな、と思いました。やっぱり好きだなー辻仁成の小説。

2020/07/04

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