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イッツ・オンリー・ロックンロール

イッツ・オンリー・ロックンロール

イッツ・オンリー・ロックンロール

作家
東山彰良
出版社
光文社
発売日
2007-07-01
ISBN
9784334925628
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イッツ・オンリー・ロックンロール / 感想・レビュー

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くみこ

全編暴力と破壊のロック野郎の物語。30も半ばになって鬱屈を溜め込んだロックギタリストが、小さな成功と反社会的行為を重ねながら行き着く先は…。主な舞台は九州。終始方言での台詞が、余計に体温と匂いを感じさせて熱い、と言ったら同郷の方は気を悪くするでしょうか。ものすごく熱気に溢れて、どう考えてもハッピーエンドは望めない予感に満ち満ちた、アウトローな男のお話です。

2015/11/03

Maki Uechi

★★★★★ 怒濤の勢いで読破。あぁこの感じ【ブラックライダー】の読後感を思い出した。先の見えないロードムービーの様。かなり好み。ロックの先、ブルースの先のそのまた先へ疾走する。べっさんの言う「貴様、ロックしとうや?」「一泡吹かせちゃろうぜ」もしびれる。ロックにそしてブルースにとりつかれた者は必読だわよ。

2016/05/12

DEE

キャリアは長いけど売れない三人組ロックバンド「ロウ・マインズ」。 ベースのべっさんが出所したのをキッカケに活動を再開する。 そんな折、逃走中の連続爆破犯とぶつかりCDが犯人の持ち物に混入、疑いがかかるもののそれがきっかけでメジャーへの道が拓けていく。 みんなそれぞれ闇を抱えて、でもロックという幻想を信じ突っ走っている。 軽い出だしから内容は次第にヘビーになっていく。 夢を見続けられるのは幸せかもしれないけど、キツい道のりでもある。

2018/11/25

さんつきくん

バンド小説。デビュー曲で一発激しいの出して、2枚目のシングルはバラード!みたいなサザンとかXとか大体そんな感じじゃん。この小説も然り。序盤のぶっ飛び加減に面食らって、中盤以降のどこか哀愁、漂うどっかのバンドの歌詞に出てきそうな文が連なる。登場人物の奇異的な行動、私には響かなかった。もっとライブやバンドのグルーヴ感を描写してくれれば引き込まれたかもしれない。現実と夢の狭間をどう生きるのかを探してる主人公。確かに残るのはロックだけだった。

2015/05/05

M

ロックが分からない私には少し分かりにくかったなあ。会話のテンポが良かったかな。

2016/01/13

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