旅を数えて
旅を数えて / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
最後が子で終わる作家6人の作品集。 「本が好き!」2006年7月から2007年6月に掲載したものとのこと。 篠田節子の「ライフガード」は、もの悲しいか、幸せかの境界。海水浴場とプールの保安員が昔の恋人と重なる。 全作品を読むには、解説があると、繋がりの密度がわかりいいかも。
2013/05/12
ゆみねこ
6人の女性作家さんの「旅」がテーマの短編集。中島さん・篠田さん以外は初めての作家さんなので、楽しめました。篠田さんのは、他の本で既読でした。川本さんの「ニケツ」、これ好きです!中島さんのは、主人公の友人ユウちゃんにイライラ。前川さんのは明るい未来が見えるようなラストが良かった。
2014/11/22
千穂
多分というくらいテーマわかりにくいけど、旅をテーマに6人の作家さんが書いた短編集。川本晶子さんのニケツが印象に残った。法衣着た高校生大西と可南子のスーパーカブ、ニケツ想像するだけでもあり得ない設定だわ。センター試験じゃなくて共通一次とある辺り同世代だわね〜
2018/01/10
りつこ
図書館で本の福袋というのをやっていて勧められたので「旅の本」というのを借りてみたら入っていた一冊。旅をテーマにしたアンソロジー。これがことのほかよかった。亡くなった人に思いを馳せたり友だちの傷心旅行に付き合って蓋をしていた自分の心を覗きこんだり。生きることが旅することでもあるのだな。特によかったのが川本晶子さんの「ニケツ」。田舎道を走るカブの後ろ姿にぐっとくる。
2017/02/28
ともとも
旅にまつわる6つの物語。 いろいろと人間は生きているとありますが、 そんな現実世界の中で、心を癒してくれるもの それは、家族、友人、そして旅なのかもしれないと しみじみ思わされてしまいます。 まるで旅に出ているかのような錯覚、旅に出たくなってしまう欲求 などが頭と心を駆け巡りながらも、救いがあって、さらに面白く 読めて本当に良かったです。
2015/10/19
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