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金色のゆりかご

金色のゆりかご

金色のゆりかご

作家
佐川光晴
出版社
光文社
発売日
2008-06-20
ISBN
9784334926120
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金色のゆりかご / 感想・レビュー

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あー

重いテーマだった。つらかった。ハッピーエンドを願って読み進めていたのだけど、、、

2022/05/09

八百

「ある研修医の日記」的なルポルタージュじゃなくて小説なのだからこの結末はどうかと思うな。内容としては男性が描くのはやはり無理があると思われる妊娠、出産を取り上げてはいるもののその丁寧な扱いは好感が持てその奥に国際養子縁組という闇と紙一重の問題を内包しているとなれば否定はしない。でもやはり「後編は?」と思わせるラストは消化不良。少子高齢化を問題視するのとは裏腹に望まれずに産まれて来た赤子にとことん冷たい我が国の制度に読者が共有の意識を持つことでまりあと幸太の未来が開ける!との扇動するのならば納得もするのだが

2014/08/13

ゆきらぱ

「まりあ」の行動が突飛なようにも、地に足がついているようにも振れていてこの年代の揺らぎをあらわしていると思った。何気ない描写が心に残る作品で、例えば子供を「試さない」祖母、というのを読んで「試さない」とは育児の上で大事な事だと思った。

2017/05/02

しろはは

せっかく生を受けたのにその存在が、両親や周りの人に望まれたものではなかった赤ちゃんたち。その命を大切に思ってなんとかしようとする人々がいる反面、ひどい形で利用しようとする人々もいて・・・・本当に重いテーマの本でした。結論が出ない結末だったので、少しもやもやしました。

2013/07/04

しょー

【図書館】軽い気持ちで読み始めたけど、なかなかの心にズシンとくるお話。啓介の成長とまりあたちのその後。気になる!この結末と同じように現実問題としてまだ解決の見えない問題ということなのかもしれない。

2012/10/23

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