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きりきり舞い

きりきり舞い

きりきり舞い

作家
諸田玲子
出版社
光文社
発売日
2009-09-18
ISBN
9784334926786
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きりきり舞い / 感想・レビュー

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里季

あらら、またやっちゃった!半分読んだところで既読とわかる。でもおもしろいからいいや。十返舎一九の娘舞のお話。葛飾北斎の娘お栄との名コンビが繰り広げるお江戸ドタバタ喜劇。でもきちんと一九の史実を踏んでいる。私は玉の輿を夢見るお舞ちゃんも好きだけど、どちらかというと私に似ているお栄の方が好きだ。不細工で厚かましくて、父親の北斎をとっても愛している。また一九の生い立ちには泣けた。居候のお侍今井尚武の仇討の話も面白かった。次作「相も変わらず・・・」も楽しみだ。きっと相も変わらずドタバタするのだろう。

2014/07/22

kei302

読みやすい。父:十返舎一九、その押しかけ弟子、北斎の娘:お栄の三人に振り回され、舞がきりきり舞いする話。笑える展開だけでなく、情に訴えてほろりとさせられる場面もあって面白かった。村上豊さんの装画の本を読む:其の六 登場人物紹介の表紙が愉快。各章の扉絵にも村上さんのイラストが使ってあるのが嬉しい。

2022/08/15

ゆみねこ

十返舎一九の娘舞と、葛飾北斎の娘お栄のドタバタお江戸コメディー。才能はあれど奇人変人と呼ばれた天才たちとその娘、父に対する敬愛と、愛するが故の憎らしさ、面白く読みました。

2014/08/26

なゆ

『そろそろ旅に』で十返舎一九を読み、『眩』で北斎の娘のお栄を読んだとなれば、この本を読むしかないでしょう! ということで読んだのですが…想像以上のドタバタ劇にやや苦笑。一九はここでは奇人の人気作家だし、お栄も婚家から飛び出して居候して絵を描く変人扱いだし、図々しい弟子の今井尚武まで。一九の娘の舞は彼らに振り回されていつもきりきり舞い、という楽しい内容。でも、一九の過去に触れたとき、小田切家とのことやなんか、結構ドラマティックになってた。いろんな書かれかたするのを読み比べるのも、面白いかも。

2016/08/09

十返舎一九、娘の舞、葛飾北斎の娘お栄に一九の弟子と名乗る居候の今井尚武も加わってしっちゃかめっちゃかのドタバタ劇。スカッとしてとっても面白かった!奇人に囲まれての生活はホントにきりきり舞いだよね。続編も読みます!

2015/06/29

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