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ボクハ・ココニ・イマス 消失刑

ボクハ・ココニ・イマス 消失刑

ボクハ・ココニ・イマス 消失刑

作家
梶尾真治
出版社
光文社
発売日
2010-02-19
ISBN
9784334926960
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ボクハ・ココニ・イマス 消失刑 / 感想・レビュー

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おかだ

面白かった。実刑判決を受けた主人公が、消失刑という新たな刑罰を実験的に施行される事になる。この消失刑がなんやかんや凄い。最初は楽勝そうに感じたのに、ページ増すごとに結構つらい。これだったら塀の中の方がよっぽど良くない?っていう刑。これ…受けるほど主人公は悪人じゃない…理不尽。センターは一体どうなっちゃったのか。終盤のテレパシー展開から、ちょっと話の軸がブレる。そして訪れる、苦しい切ないあったかいエグい…というごちゃごちゃした感情を掻き立てる結末。設定の粗い部分はあるけども、目の離せないストーリーだった。

2018/05/16

Tadashi_N

コミュニケーションが取れない、記録を残せない、情報収集ができない、希望のない世界に差し込む光。

2018/11/29

nyanco

喋ることは勿論、他者との関わり一切を遮断される『消失刑』禁忌を破ればバニッシング・リングが首を締め付ける。誰とも喋れず、そばに近寄ることすら出来ない孤独。かつての級友・荒戸をホームレス狩りから助けるエピソードなどはなかなか面白い。しかしカウンターが壊れてからのくだりは必要だったのでしょうか。その後の事件解明も…う~ん…。消失刑の管理状態に首をかしげる部分も多く、『消失刑』という刑自体を作り込んで書いて欲しかった。途中から方向性が変わってしまったのにアングリな展開でザンネン!

2010/03/21

なっちゃん

飽和状態の刑務所。国が考えた新しい刑「消失刑」。3/4くらいまでは、どうなるのか、ドキドキしながら楽しめたのだが、最後、急にSFちっくなミステリーに…。主人公の刑がどうなったのか、全然わからず残念な終わり方。

2015/01/20

だんたろう

消失刑という新しい刑の試みは面白い。展開が途中が変わり、消失刑自体や西部管理センターがどうなったのか、メインになるべきことがほったらかし。変な恋愛感情よりも、この刑の行方を描くべき。粗いとしかいいようのない作品になってしまっている。

2013/10/22

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