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ダリアの笑顔

ダリアの笑顔

ダリアの笑顔

作家
椰月美智子
出版社
光文社
発売日
2010-07-17
ISBN
9784334927196
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ダリアの笑顔 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

綿貫家の4人、長女真美・母春子・長男健介・父明弘。それぞれの視点からの日常、気弱で消極的だった長女が自信を持って成長してゆく表題作が一番好きです。これは椰月さんの作品の中でもお気に入りになりそうです。

2016/03/14

aoringo

父と母と二人の姉弟。世の中の平均的な家族の日常。特別なことは何もない。元気というかガサツな母に、ちょっと影の薄い父。野球少年の弟と、周りの顔色をうかがってしまうお年頃の姉。優しくて温かい家庭というのとはちょっと違う気がするけど、幸せってこういう何でもない毎日が続いていくことを言うのだろうな。育児日記にうるっときたのだけど何でこれ捨てようとしたんだろ・・・?どこの家もこうなんだなーって何だかほっとするお話でした。

2019/06/09

ミーコ

オドオドして回りを気にしすぎる真美ちゃんが 編み物を友達に教えたり・・・ 成長して行く姿はとても良かったのですが お母さんが好きになれなかったです。育児日記を子供に処分させようとするなんて、無神経過ぎる❗と憤りを感じました。 最後はバラバラになりそうだった家族が纏まって行けて良かったです。

2016/03/22

ゆか

すごくよかった。好みの作品でした。育児日記を真美が読みながら、自分が愛されていることに気づいて自信を取り戻していくところがよかった。子供はただ生きていてくれさえすればよいのだと改めて思った。春子の章で共感した所。「時間って本当にもったいない。時間があまりにも早く目の前を行き過ぎてしまう。」「今ここでぎゅっと抱きしめてあげたいと思うけど、そんなことできやしなかった。そういう親子関係を築いてきたわけじゃなかったから。」「家族がみんな少しずつ自分の手を離れていくのに、雑多に頭を悩ませることは日々増えていく。」

2015/11/10

ゆにこ

四人家族それぞれが主役の短編が四つ。皆悩みや人間関係のごたごたがあって互いの知らない所で日々苦労しているのだと感じる。夫や息子も私の知らない世界で頑張っているのだろう。家庭はくつろげる場所でありたいと思った。

2014/09/20

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