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感染遊戯

感染遊戯

感染遊戯

作家
誉田哲也
出版社
光文社
発売日
2011-03-19
ISBN
9784334927486
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感染遊戯 / 感想・レビュー

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きさらぎ

今回は姫川よりガンテツが大活躍! 人の弱みを握り恐喝してお金を巻き上げているのは同じなのに、それを何に使うかとか、正義を振りかざしていないところとか、近づきたくはないが以前ほどの嫌悪感はなくなった。4つのバラバラの事件かと思ったら、さすが誉田哲也。そんなはずがない。欺瞞と偽善に満ちたこの世の中で騙し騙される人々。怒り、恨み、絶望、悔やみ、恐れ、虚無。ことが暴かれたときどこまで赦せるのか。社会悪が本質的な悪とは限らないが、自分では手を汚さず、人をコントロールして目的を達成していくそのやり方が何よりあくどい。

2017/07/10

じゅん兄

姫川玲子シリーズもシリーズを重ねるごとに、そしてこのようなスピンオフ作品によって、姫と姫の周りを固める人物の過去や人柄が明らかになることで小説としての厚みが増している。最初は単にいやなやつでしかなかったガンテツもいつの間にか魅力ある刑事になってるし、姫との掛け合いが面白い。次が楽しみなシリーズ。

2013/06/08

かずよ

ドラマで所々あった内容だったので原作はこうだったのかと納得した!登場人物がドラマの配役通りに浮かんでくる。こうもピッタリなのは珍しいかも!

2012/06/17

モルク

姫川シリーズ第5弾ではあるが、姫川の登場シーンは少なく姫川が主役ではない。3話の短編が最後の1話で絡まった糸がゆっくりとほどけていき一本になるように集約されていく。その後の倉田も登場するが、今後彼はどうなっていくのだろう。そして…えっ?!外務省ってそんなところなの?が本音。なんか官庁の中でもスマートで紳士的な感じがしていたんだけど幻影だったのか。

2019/01/21

☆ゆう☆

姫川シリーズ第五弾。番外編。四つの事件で構成される短編集。かと思えば、それぞれの事件の捜査を進めていくと、見事にすべての事件が一つに繋がっていき…。短編を読んでいるのだが、長編を読んだような読後感。とても読み応えのある作品だった。また、『シンメトリー(過ぎた正義)』からのリンクも外せない。またしても事件の背景は酷だった。ウイルスのように殺意を蔓延させる方法を選択した犯人は罪であるが、年金問題、血液製剤、裏金工作..被害者たちにも裁かれる過去があった。人が人を殺す理由について考えさせられる。(iBooks)

2013/04/04

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