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小説あります

小説あります

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作家
門井慶喜
出版社
光文社
発売日
2011-07-20
ISBN
9784334927707
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小説あります / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

多くの読友さんのレビューにもあるように、自分にとっては残念な作品でした。前作が非常に良かっただけに、変に期待のハードルを自分勝手に上げてしまっていたからかもしれませんが、とにかく内容がクドかったです。「本を読むことの」の意義を伝えたいのか、「小説とは何か」を伝えたいのか、正直どちらともつかない論理を永遠と繰り返して、主人公の兄弟は兄弟でグダグダしてるし(「お兄ちゃん」にはなぜかイラッときました)、大人しく?前作の救世主「和久山さん」に話を委ねた方が良かったように思えました。正直、久しぶりに‘残念’でした。

2013/10/13

takaC

『おさがしの本は』をあまり気に入れなかった時点でこっちを読み始めるべきではないと気づくべきだった。今回はやたら哲学的で主旨がはっきり読み取れなかった。自分が未熟なんだろうか。

2012/09/29

papako

頑張って読んだ。文庫発売当時になんとなくタイトルに惹かれて『お探しの本〜』と一緒に買ったが、『お探しの〜』が合わなかったので、ずーーーと積んでいた。やはりどこをどう楽しめばいいのかわからない。架空の小説家や小説を題材にされても盛り上がらない。言葉をこねくり回すよりも、人に妄想させる書き方をして欲しい。そして!27歳の大会社の社長が自分の兄のことを『お兄ちゃん』って!萎えるわ。『人はなぜ小説を読むのか』?そんなの人それぞれで良いと思う。私は『考えごとをしたくないから』かな。

2018/02/11

ちはや@灯れ松明の火

『人はなぜ小説を読むのか?』そこに小説があるからだ。けれどそんな観念主義的回答では納得できないのが実利を求める実業家。小説が原因で袂を分かった仲良し兄弟、今では格差社会の象徴の如く、潰れかけ文学館の非正規職員と大企業の若社長。それでも切れぬ血の縁、人知れぬ場所で文学館の存続を賭けた兄弟喧嘩が幕を開ける。失踪作家のサイン入り遺稿集の謎と、弟からの問い掛け。兄にできるのは答えを導き出すこと。彼は文学館の救世主となり得るのか、捻じれた兄弟の絆を解きほぐすことはできるのか。そして彼はなぜ、小説を読むのだろうか。

2011/11/01

あつひめ

なかなかまどろっこしくて…。でも、読み終えるとなるほど…と思ってしまう。小説を書く人、読む人…それぞれの思いってあるのだなぁと改めて考えてしまった。姉妹本…あぁ~ここで登場してきたのか、と和久山さんの登場に一気に解決?なんて気軽に思ってしまったり。一人の作家を囲んでいろんな思いが交錯して本筋を忘れそうになるけど…。和久山さんがまた活躍する作品が読みたいなぁと思います。

2012/02/06

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