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衛星を使い、私に

衛星を使い、私に

衛星を使い、私に

作家
結城充考
出版社
光文社
発売日
2011-08-17
ISBN
9784334927752
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衛星を使い、私に / 感想・レビュー

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タックン

ヒロインのクロハのブラバロとかより以前の警邏隊時の短編集。ただし短編だけどそれぞれが関連してて連作っぽくなってる。クロハの冷め切った冷静な感じが全体を覆い淡々とした描き方がなされてる。それにしても警邏に所属しながら交通事故事案から薬物から殺人事件まで首を突っ込むなあ・・・・。教育係のスギの父親目線でクロハを心配する姿がいいな。ただ1つ1つの事件はさることながら全体でも何か真相は闇って感じがどうも?そうは言ってもこのシリーズ好きなので続編も期待。

2015/02/28

nyanco

『プラ・バロック』『エコイック・メモリ』に続く女性警察官・クロハの物語、今回は過去に遡った連作短編集。本作は、以前の2作品に比べて格段に読みやすい。独特の映像的作品から、一般的な刑事ものファンにも読みやすい作品になった気がする。機捜に引き抜かれる前の自邏隊にいた頃のクロハを描いている。クロハのパートナー・スギが非常に良いキャラで描かれている。クロハの亡き父を知るスギ、クロハの知らない父の一面を語ってくれたり、警官としての在り方を教育していく過程が、とても良かった。続→

2011/09/20

メイ&まー

ドラマをチラ見したらまたクロハに会いたくなったので未読のこちらを。前2作に繋がる、自動車警ら隊の時代の彼女のお話。連作短編集。しかし結構入り組んだ様相を見せる事件ばかりで読み応えがあった。他の人から見たクロハの印象も描かれていたり、スギさんの父親的キャラも良かった。また長編の新作出ないかな!

2015/03/03

ひーくん

ほぼ短編連作集。人名のカタカナ表記には相変わらず違和感があるが、このシリーズの中では一番面白かった。短編の方が話が整理された感じがして読みやすい。唯一連作じゃないと思われる「二つからなる銃弾」が、クロハの人物像を描いており、人の温かみが感じられて良い。

2013/10/17

いちの

仰々しい文体にご都合主義が合わさってなんだか白けた気持ちになるけれど、クロハの賢さやスギの懐の深さがまあ魅力的で深夜まで読んじゃう、悔しい!というかんじ。クロハの視点だけじゃないところが良かった。

2017/07/06

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