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中国毒

中国毒

中国毒

作家
柴田哲孝
出版社
光文社
発売日
2011-11-18
ISBN
9784334927868
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中国毒 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

怖い、怖すぎる。。毎日の食卓に上る食品の中に、とんでもないものが含まれていたら?そして、もっと怖すぎるのは真実を隠そうとする、雲の上のエライ人々。国民を守るどころか、どこか別の国の手先となるような某省庁…。プライベートブランドの食品が、みな危険とは言い難いですが、なるべく不明な添加物や出自のわからないものは口にしないようにしようと思ってしまいます。。

2014/10/01

とも

★★★非常に微妙である。中国が毒物の入った食品にを流し続けていることに対する深堀りだが、既に中国産が忌避されているのは事実で、問題は輸入品に対する国や納入業者の管理や意識の体制の不十分さもあるのではないだろうか。そのうえ、この人命に関わる内容を政治と混同する政府の認識も明らかであり、ここは徹底究明されるべきであろうし、もう食品に限れば、加工品にも産地を義務付ける必要があるのではないだあろうか。とはいえ、有名ホテルでも産地偽装するくらいのなので、どこまで信じられるかはほとほと疑問ではあるが。。。

2017/01/04

キムチ

本自体の厚みもさることながら、内容の毒気に当てられスラ~ッは読めなかった。7年前の作品ながら、内容のリアル感は増しこそすれ、減殺されておらず、外務・厚労・政府首脳への疑惑不信も高められる。プリオン―神が人間に与えた自然の摂理という文字なぞ、当時の衝撃から受け止め方の変容も一理あり。狂言回的存在の間宮・・インパクトシーンでサリンの味がする唾液が沸き上がる描写~は読み手へも共感を強める。シーンごとがややもすれば設定が乱暴と言えなくもないし、当時から科学ツールの進歩も併せると不自然な展開と言えなくもない・・が

2018/06/11

こうせいパパ

面白かった。実話実名に基づく内容にフィクションを織り交ぜており、実話とフィクションの判別がなかなか難しかった。これまで食品の産地は特に気にしていなかったが、読後は食生活の見直しを嫌でも考えさせられる。

2015/10/12

RIN

パニックサスペンスというか謀略小説というか、はたまたトンデモ陰謀ものか。『GEQ』で「ないと言い切る自信はないなぁ」と感じた柴田さんの今度の作品は〝食品の安全”というか食品テロ。題名から推察されるとおり悪役はC国だが、ひと際悪臭を放つのは我が邦内に巣食う「テロリスト支援者」たちだ。C国なら記憶に新しい鶏肉事件後だけにリアリティありすぎだが、設定はM党政権時代のことだけに「あり得ない!」と言えない哀しさ。「哀れな羊の群れ」なる「愚かな国民」の一人たる自分はこんなテロを仕掛けられたら為す術もない(泣)

2014/09/22

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