和解せず
和解せず / 感想・レビュー
タックン
恋愛小説で直己賞を受賞した作家の最新作。恋愛と推理をミックスした意欲作みたいだけど・・・。500ページを超えるけどそれを感じさせない読みやすさはあるけど、いろいろ空まわりに絡まってて複雑怪奇かも。 それに作家と同じように還暦を越えた主人公がモテモテだったりヒロインが閉経したりでは興醒めしちゃうなあ・・・やっぱ10~20歳は若い設定がよかったなあ。恋愛の部分と推理の部分を分ければそれぞれいい内容だっただけに惜しいなあ。やっぱこの作家は恋愛小説で不倫系をまた意欲的に書いて欲しいなあ。
2012/06/30
冴子
ちょっとドロドロしすぎかなぁ。サスペンス物に集中してほしかったかも。恋愛を描くなら年齢をせめて50歳くらいに設定してほしい。60でこんなにお盛んだなんて、現実的じゃない気がする。もしかして、作者自身そうなの?
2015/05/25
Crystal.B
育ちがいいのにクールでどこかやさぐれていて女にもてる主人公は藤田作品のお約束みたいなものですが、この作品では60歳ときちんと?歳を取っていますが、存在感は変わりません。ご自身を投影させつつ、理想の男性像なのかなと思いつつ読みましたが、現代のヘタレとは違う男のちょっと弱っちい部分が必ずあるので、納得できる部分もあります。ミステリーのようでもあり、ハードボイルドの要素もあり、報われない愛もあり、盛りだくさんでした。でも、「求愛」が一番好きかな?
2015/02/08
prism
途中下車😆クラシック中心のプロモーターである伊木章吾は、絶縁状態だった元国会議員の父・清之助の通夜に出向いた。それから間もなく、招聘した著名なチェロ奏者が逮捕され、興行は中止となり、章吾は多大な負債を抱える。数日後、かつて伊木家で働いていた女性の娘で、章吾と深い関係があったソプラノ歌手・沢島美香子が現れる。なぜか、章吾の父親は彼女に遺産の一部を与えていたのだった。一方、チェロ奏者のプロモートを争っていた章吾の同業者・野崎が殺され、雑誌記者の吉川が章吾に近付いてくる。
2023/01/12
あいべきん
探偵・竹花シリーズと並んでてあえてこちらを借りてきたのですが、正直後悔しかありません。素直にあっちを借りてくればよかったなー。
2018/05/25
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