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視線

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作家
永嶋恵美
出版社
光文社
発売日
2012-08-18
ISBN
9784334928414
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視線 / 感想・レビュー

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mmts(マミタス)

結局、ご近所付き合いは上辺しかないんでしょうな。本当に防犯意識が高いならば、さすがにお年寄りが家出すれば、直ぐに連携プレーなり、お互いに探し回るもん。所詮は面倒なことは他人事なんでしょうな。ラストは永嶋さんらしい展開だと思いました。被害者だったのに、まさか追い詰められた末に、そのまま加害者に転落しました。たしかに表札から家柄とかは分かりますけど。本当に実在するアルバイトなのか分からないけど、たしかに新聞配達のために調べられるのかしら。女の友情なんか、やっぱり悪意にしか感じられない。

2015/06/18

カナティ

【図書館】劇団員の夏帆はかつて暮らしていた街でアルバイトの最中、同級生と再会する。その夜、同級生の自宅へ向かう途中に通り魔の被害に遭ってしまう…。20代の頃のように素直に夢を追うこともできず、でも郷里にも帰りたくないこと、偶然出会った同級生が主婦となり何不自由なく暮らす姿への羨望と嫉妬、など日常の悪意に対しさらに通り魔の被害者になるという非日常が絡んで主人公が段々がんじがらめになっていきます。イヤミスの永嶋さんらしく主人公の同級生に対する心での毒付きがかなりのものでした。

2012/10/06

まつじん

今更カルト教団ではなんとなく肩透かしを食らった気になりましたが30代前半未婚の子無し女性の生き様のむつかしさはよくわかりました。

2013/01/14

リッツ

イヤミス要素ふんだんに取り入れたと言うか、ばらまかれた物語だった。食傷気味と思いつつ、ついパクパクと一気読み。主人公の目線はかなり性格悪く取られそうだけど、イッパイイッパイの生活と役者ならではの観察眼も手伝って心の呟きなんて正直こんな感じかな、と。誰にでもどの立場かはあてはまり(私には一人者非正規社員、主婦仲間、年老いた親族…リアルに痛かった)身につまされるのではないだろうか。ミステリーとしては弱いかな?事件に至るまでの重みがもひとつ伝わらなかった(人物描写?)女刑事との絡みはもう少し欲しかったな。

2019/07/27

みんと

主人公の夏帆が人間の嫌な部分全開で読むうちにネガティブな気分になってしまった。 仕事が生きがいというわけでもないのに結婚もしていない30代。 同年代の充実している女性に対しては妬みに近い感情を持つ。 どうにも共感できない性格の持ち主でモヤモヤ感が残る。 ストーリーも決して面白いとは言いがたく残念である。

2013/07/01

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