代書屋ミクラ
代書屋ミクラ / 感想・レビュー
七色一味
読破。「あにまとうございます」とは、寝ぼけていても決して言えないな…。
2014/03/06
藤月はな(灯れ松明の火)
3年以内に論文を書かないと教授でいられなくなってしまう法律ができた日本。その論文を代わりに書く代筆屋を営むミクラ君の仕事とミクラ君の惚れっぽさにに呆れつつもその度に出る変な歌にお腹が震えます。そして『かけだしどうし』での「禿げの恐怖は喪失への恐怖」という論には納得すると同時に笑いのツボにじわじわきてしまって大変でした。ひらがなだと「あからさま」という副詞になるのに「アカラ様」と文字を変えるだけで気が抜けるというインパクト。「きゅうきゅうしゃ」や「いちゃぽーん」など、見たことのある言葉にニマニマしてします。
2014/10/28
hirune
『ぼくのおじさん』映画が公開されてる北杜夫さんのこの本は読んでないけど、ドクトルマンボウシリーズはよく読んだのでなんか懐かしい(*´꒳`*)モーリオおじさんの姿を絵で見てみたかった☆しかしそれなら他の話もなんかのパロディなのかしら?新米の論文代書屋で惚れっぽく振られてばっかり(というかそこまでいってない(^-^;)のミクラが超個性的な依頼にすったもんだする連作集。変わってるなぁ、不思議な読み心地でした。
2016/11/30
ぶんこ
恋文や提出文書の代筆ではなく、なんと大学の論文を代筆するという仕事。発想が面白い。新米のミクラのキャラが良いので読み切れた感があります。依頼する助教や准教授の人柄も様々で、いいなりになる不甲斐ないミクラが気の毒になったり、毎回脳内?恋愛が失恋に終わったりとハラハラながらも楽しめました。
2016/09/07
ねむねむあくび♪
図書館の本。お初の作家さん。ゆる~いお話はあまり得意では無いのだけれど。ミクラ君の、毒のない草食系男子の緩さは、たしかにほっこりさせられた(笑)大学の論文にまつわる理不尽さや悲喜こもごもが、ユーモアを含んだ諦めと共に(笑)描かれている。主人公のミクラ君は、恋も仕事も、いつもついてない…(´艸`)カワイソ(笑)それでもミクラ君は、彼は彼なりにほどほどに前向きで。ミクラ君のような人が身近にいたら、きっとすごーく歯がゆくなるんだろうな~(≧▽≦)(笑)
2016/06/30
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