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アパリション

アパリション

アパリション

作家
前川裕
出版社
光文社
発売日
2014-05-16
ISBN
9784334929459
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アパリション / 感想・レビュー

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nobby

一言で表せば、うまくまとまった正統派ミステリー。個人的には“幽霊・妖怪・亡霊”の意味からホラーを思わせてしまうタイトル『アパリション』が微妙…序盤からお得意の気味が悪い出来事にゾクゾクさせられる一方で、ある予備校での講師陣の人間関係という小さな日常に程よく引き込まれる。何か若く魅力的な女性像が他作品と似通って描かれるのはご愛敬か(笑)ちょっと冗長な中盤は残念だが、展開そのままに分かりやすく犯人にも行き着きながら読むのは悪くない。最後失速の多い作者にして、一気にケリをつけるべく盛り上がるのが異色でオススメ。

2017/10/11

モルク

塾講師と作家を兼業とする主人公矢崎。行方不明の兄が、宝石商夫婦失踪事件に関与していることが濃厚となる。同僚の塾人気講師も惨殺され、そして矢崎の娘も狙われる。先が読めないまま、一気に進む。最後は犯人が犯行の詳細をベラベラ喋りすぎる気はするが、事は一気に終息へ。得たいの知れない恐怖に襲われた。あぁ面白かった!

2019/09/14

ゆみねこ

予備校講師とミステリー作家の2足のわらじを履く主人公矢崎を語り手に、彼の作家志望で無職の兄の失踪と二組の夫婦の失踪事件、人気予備校講師の死を絡めた物語。真犯人は気持ちが悪すぎる。。こんなのに狙われたら恐ろしい。

2015/07/09

そのぼん

表紙怖い・・・。一体なにが出てくるのか、戦慄を覚えるような表紙でした。一瞬、ホラーかと思ってしまいましたが、読んでみるとミステリーものでした。とある夫婦の失踪事件や殺人事件など、複雑に絡み合った事件が最後には鮮やかにほどけていきました。面白かったです。

2014/10/13

JILLmama

読了感悪いわぁー。 前川作品、どうしてこんなに気持ち悪いんだろう。読んでドーンと暗い気持ちになるのだけど、やめられない。少しずつ犯人は分かってしまったけど、ここまで狂ってるとは...。 薄気味悪い話好きな人はお試しあれ。

2017/03/31

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