神の子 上
神の子 上 / 感想・レビュー
Yunemo
孤独という表現がまさに文字通りの、この人物設定に興味湧く。何となく、暗い犯罪者としての前半の重々しい描写が、後半以降少しずつ変化していく。このまま、更生、明るい未来への道とも考えられるけど、当然ながら、そんなことはないでしょ。この先の展開に興味津々。それにしても、「生きるために何をするかは頭、何のために生きるのかは心」、一つのキーワードとして心に留めておこう。予想できない展開に期待して下巻へ。
2014/09/01
ダイ@2019.11.2~一時休止
2008~2014まで連載されたらしく大ボリュームな作品。感想は下巻にて。
2014/09/09
風眠
麻薬中毒の母親がとりあえず産んで、でも育てるお金より薬代のほうが優先て感じで、戸籍も与えられないまま放置されて育った少年。殺人事件の容疑者として逮捕されたときは、推定年齢18歳。生きるために、裏社会を自分の頭脳だけで渡り歩いてきた少年のIQは161以上。天才的頭脳の持ち主だけれど、情緒面で大きな欠落のある少年を想うと、あまりの悲惨さに苦しくなる。ここには描かれていない小さい頃とか、どんな環境で、どんな風に人格形成されて、今に至ったの、って、私には想像もできないけれど、実際あるんだろうなと思いつつ、下巻へ。
2014/12/01
takaC
期待が大き過ぎたのだろうか。もっとシンプルでも良かったと思う。先に読んだ下巻で残ったネガ印象は覆らなかったな。残念。
2014/11/13
reo
「消費者団体訴訟制度というのは知ってますか」おれがいうと室井は首をひねった「今年から施行された新しい法律です。つまり、おれたちが消費者団体を騙って悪徳業者の被害にあったカモに電話をするんです〔中略〕うちの団体だけでは賄えない。つきましては、訴訟を起こすためにご協力いただきたいと」室井「そして金を振り込ませるわけか」「そうです。このシナリオのポイントは、自分を騙した奴らに一矢報いてやりたいという被害者心理をくすぐることです」室井「で、また騙すわけか」IQ161の町田と室井の掛け合い。この期待感で下巻へ直行!
2016/10/13
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