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異次元の館の殺人

異次元の館の殺人

異次元の館の殺人

作家
芦辺拓
出版社
光文社
発売日
2014-08-19
ISBN
9784334929619
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異次元の館の殺人 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

森江春策の事件簿その22。裁判員法廷・綺想宮殺人事件なんかに出てきた菊園検事が主人公。ミスリードするたびに起こるSFワールドによりトリックが狭められて正解に導かれていくという世界感がイイ。

2014/09/11

オフィーリア

密室殺人が発生!間違った推理をすると別世界線のパラレルワールドに飛ばされ、脱出するには事件を解決するしかない!と斬新な設定一本で攻めた作品。しかしながら、推理が失敗すると別の世界へというロジックが判明して以降は推理→間違いでした別世界線へ→推理を繰り返すのみの単調な展開に。別世界へ移動した所で変わるのは登場人物の名前だけでは少し物足りなく、推理の繰り返しでお話を回すならもう少しトリックに斬新さが欲しかったなと。設定は面白いんだけど、どうにも楽しめない。という評価に落ち着いてしまいました、

2022/04/12

山田太郎

あらすじ読んでるとなんか面白そうなんだけど、読むとそうでもないというか。はったりがきいてないというかなんというかちょっと地味な気がする。

2015/01/16

geshi

ミステリーの多重解決とSFの平行世界を重ね合わせた発想がまず面白い。間違えた推理をするたびに、その推理の根拠となるものが変容する違った平行世界へと飛ばされ、また新たな推理を要求される。変容し続ける世界と推理に菊園検事同様に頭がクラクラして、慣れてきたところを最後で嵌めてくる罠。密室トリックそのものは無茶があるが、間違っていたはずの推理の要素が全て収斂するという構造にカタルシスを感じた。ただしシリーズ探偵の森江春策をこういう一発もの大ネタに組み込んだ弊害はあると思う。

2015/03/11

えみ

ミステリ小説としては振りきってきたな‼と言わざるを得ない驚きの連続。まさかパラレルワールドに飛ばされるSF要素が盛り込まれているなんて、読む前に誰が想像できようか…。一般的なミステリだと思って読むと頭が混乱すること間違いない。殺人が起き、検事の菊園は事件の真相を推理し、犯人を名指し…のところでパラレルワールドへ飛ばされてしまう。なんと推理を間違えると犯人名指し前の日に戻ってしまうという、キテレツすぎる展開。しかも容疑者達は少しずつ名前が変わり、推理の手掛かりとしたモノも変化し現れる。摩訶不思議小説だった。

2019/04/22

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