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ボルケイノ・ホテル

ボルケイノ・ホテル

ボルケイノ・ホテル

作家
谷村志穂
出版社
光文社
発売日
2014-11-14
ISBN
9784334929787
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ボルケイノ・ホテル / 感想・レビュー

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❁かな❁

以前から気になっていた谷村志穂さん初めて読みました!7編の短編集。どのお話も切なく大人の雰囲気で読みやすかったです☆大人の女性の孤独さ、寂しさをとても感じました。『巣箱』『Fountain』『ボルケイノ・ホテル』『六本木給油所』が良かったです♪切ないお話が多いかなり落ち着いた大人の恋愛の作品。とても余韻が残る感じで、寂しい終わり方でも主人公の女性の強さも感じ、きっと前を向いて進んでいくだろうなぁって思いました!文章が読みやすく素敵なので幸せな恋愛のお話も読んでみたいな♡他の作品も気になります♪

2015/02/19

おしゃべりメガネ

最近、ちょっとしたキッカケから手にした谷村さん作品を読んだ流れでの本作です。タイトル作ほか計七編からなる短編集で、色んな角度からみる男女の話を楽しめます。あらゆる哀しみや喜び、時に諦めなどリアルな人間模様が綴られ、ボリュームも適度にとても読みやすかったです。個人的にはやっぱりタイトル作が好みで、男女の距離感の描写が秀逸でした。登場する女性たち、それぞれの芯の強さと少しの刹那さを感じる作風は谷村さんならではなのかなと。今さらではありながら、道産子作家の彼女の多数ある作品をもっと追いかけてみたくなりました。

2022/11/30

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

いつまでもくすぶり続ける火山の麓にある創業100年を数える温泉宿。伝説では女神が棲むとされ、流れ出る溶岩はあたかも〈山のオーガズムのようだな〉。宿を継いだ茉祐子はそんな想いに耽りながらも、宿を訪れる男たちが自分の躰を通り過ぎていくのに疲れて〈鎮まってしまいたい〉と考えていた。繁忙期を迎える前のすきまの季節、茉祐子は一人、ニューヨークへ旅立った。一人の男の面影を抱いて。彼女にとって〈ホテル〉は人生の分岐点の象徴なのかもしれない。受け入れるか、いっそ手放してしまおうか。諦念と切なさの間を行き来する7篇の物語。

2015/02/15

たらこ

切ない、悲しい7つの短編でした。それぞれに必ずしも実る恋ばかりじゃないけど、後に余韻を残す大人の恋愛小説。巣箱が良かったです。

2015/01/13

むぎじる

女性が主人公の7編からなる短編集。みんな何かを求めている。自分が欲しいもの、手に入れたいものがはっきりとつかめていないけれど、わからないからこそ求め続ける。がむしゃらではなく、気持ちのおもむくまま流されるように生きる女性たちが生々しい。求めているものを見つけ出して進んでいく、女性のしなやかな強さを感じる小説。

2018/12/22

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