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火星に住むつもりかい?

火星に住むつもりかい?

火星に住むつもりかい?

作家
伊坂幸太郎
出版社
光文社
発売日
2015-02-18
ISBN
9784334929893
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火星に住むつもりかい? / 感想・レビュー

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yu

Kindleにて読了。 正義って何だろう。住人同士が監視し合い、密告し、危険人物とみなされるや、平和警察によって連行され、拷問され、やってもいない罪を認めさせ、そして公開処刑。ギロチン使っての公開処刑のシーンなんて、人間の黒い部分が存分に現れていて、人間やめたくなる。「正義の味方」のフレーズだけで、フィッシュストーリーの森山未來を思い出してしまった。再読しないと。死んだ方がマシと思える拷問描写。理不尽を通り越した平和警察。それでも読む手がとまらない。『火星に住むつもり』で生きてみるのも悪くない。

2015/03/01

starbro

伊坂ワールド全開です!本作は理系的スパイス(昆虫学、物理学)がかなり効いています。ひょっとしたら東野圭吾のガリレオシリーズの影響でしょうか?魔女狩りは中世で消滅した訳ではなく、現代もしくは近未来でも生き続けていると思うと怖さを感じます。前作もそうでしたが、今回のタイトルもDavidBowieのLifeOnMars?だとは気づきませんでした。

2015/03/09

風眠

中世の魔女狩りみたいなことが現代で起こったら嫌だな。ありもしない罪をでっちあげ、拷問のような取り調べの果てにギロチン処刑されるのは嫌だな。その処刑を見て盛り上がる国民も嫌だな。集団ヒステリー状態で暴走する、誰も信じられない世の中は嫌だな。正義のヒーローがチャラーンと現れるのは小説では有りだけど、現実だったら登場してくれるのかな。娯楽小説と見せかけて、実は「人間は弱いから簡単に悪に傾いちゃうよ、自覚しなよ」って、問題提起されていると感じた。伊坂幸太郎の作品を読むのは初めてだったが、追いかけてみたくなった。

2015/06/20

OCEAN8380

平和警察、本当にあったら恐ろしい世の中だなぁ。密告、冤罪、公開処刑何でもありだもんなぁ。それにしても伊坂さんの作品は面白い。

2015/08/18

聡美

なんでこのタイトルなんだろう…。一言で言えば、あんまり伊坂さんらしくない作品。 薬師寺警視長は可哀想だし、二瓶さんは真実を知れないし、すっきりしない。 でもただ一つ確かに言えることは、真壁さんが生きてて本当によかった。

2016/04/09

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