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冥福――日々のオバケ

冥福――日々のオバケ

冥福――日々のオバケ

作家
牧野修
出版社
光文社
発売日
2015-03-18
ISBN
9784334929992
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冥福――日々のオバケ / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

読メにて文庫化になった作品のレビューを読んで気になり、手にとった作品です。サブタイトルにあるように「オバケ」や「幽霊」にスポットを当てた内容です。ジャンル的には決してホラーとかではなく、ファンタジーテイスト満載なので、読みやすいです。短編集で話もそれぞれで完結するので、あっさりと読めるかなと。きっと自分の身の回りにも何かしら幽霊なる類いのモノはいるんだろうな、もしいたとしたら本作に出てくるようなオバケ達ならちょっとありがたいかなと思わせてくれます。少し息抜きな感じで読むには適した作品で、ほっこりできます。

2021/12/25

いつでも母さん

読書の疲れを読書で癒す!ゆっくり読もうと思ったのに(笑)面白く一気に読了でした。短編6作。どれも良かったが中でも私は『タカコさんのこと』がお気に入り。良かったよ~ホント。 魂は死んだ時の魂のままなんだ・・・だから、ボケて3歳児の心で亡くなったら魂も幼いままなのね。勉強になります。こんなオバケばかりなら、行ってもなんとかやっていけそうだなぁ・・なんて思った次第。なんだか元気が出て来た感じ(笑) さあ、また溜まってる本の世界に浸りますよ~

2015/06/17

tomi

片思いの女性が付きあっている男は金目当ての悪い奴だった。不慮の事故で死んだぼくは彼女に何とか教えてやりたくて「オバケ」の親方に弟子入りして化けて出る方法を学ぶ― 落語のような語り口の楽しい話「オバケ親方」など、身の回りに潜んでいるオバケたちとの交流を描いたホラー…というよりファンタジー6篇。どれも温かい物語ばかりで、しみじみとした話では「草葉の陰」「タカコさんのこと」が特に良かった。

2015/08/19

瀧ながれ

あんまり怖くない幽霊譚を集めた短編集。でも牧野修なので、ただの「いい話」に落ちないのがよい。斜めからの描写というか、いまそのハナシしますかと思うことがたびたびあって、へんなタイミングで笑って、思いがけずホロリとしてしまう。『オバケ親方』の明るさが好き。こんなだったら、成仏しなくていいよ。

2015/04/17

深青

おいでよ!楽しいオバケライフ!(笑)短編集なんだけどね、全編に渡ってずっと楽しいって訳じゃないのよ。しんみりして、切ない所もあるんだけど、全体的にほんわかしてて明るいお話です。生きている人より死んでいるオバケ達の方が楽しそうだ(笑)特に「オバケ親方」が好き。いやね、オバケもすんごい努力してるんだなぁ…って、驚いて恐がらないとなんだか申し訳なくなりそうだ(笑)

2015/04/30

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