面食い
面食い / 感想・レビュー
かずー
孤独のグルメの著者である久住さんの飲食店レポ。著者が店を決める際のポリシーはネットで調べず直感で決めるとのこと。分からないでもない。調べてがっかりより、直感で良かった時の感動は格別である。紹介された店は素敵な店が多く行ってみたくなる。
2021/07/02
ホークス
2020年刊。『孤独のグルメ』の久住氏は、いい歳だけどアナーキー。本書は店構えで選んだ大衆店の実食エッセイ。一店5ページ程。じっくり話を聴くでもなく、ウンチクを垂れるでもない。心の声で、料理の味とか店内での発見、空想した店の歴史などを語る。看板の文字が立派、装飾が奇妙、業態不明の店など。勝負!と言って暖簾をくぐる。良い個人店は主の造ったユートピア。著者はその感触を慈しむ。感性を楽しむ事に集中している。松本駅前の『小波』は創業80年で、一人焼肉と懐かしいラーメンがイケるらしい。本物のユートピアだろう。
2022/07/09
緋莢
“面”という字に「ジャケ」とルビが振られています。レコードの「ジャケ買い」と同じように事前情報一切なしで、“勘”を頼りに食べる店を選んで…というのを 書いたエッセイです。最初は恐々と、大丈夫かな?と疑いながら入ったお店が当たり(美味しいのは勿論、店主がベラベラ喋ったりしない)というのには、著者の喜びが読んでいるこちらにも伝わってきます。紹介されているお店以上にハズレ(ただし、この本の中に「ボクにとって居心地よく、ボクにとっておいしいか」だけが問題だ、というのが出てきます)(続く
2021/10/03
山田太郎
あいかわらずのトレンチコートというのか。有名でもない普通のところでご飯食べてというかそう普通でもないところが多いけど。安心して読めるというか安定感あります。
2021/02/20
ようはん
孤独のグルメの原作者である久住先生が全国の何となく目についた居酒屋や食堂を食べ歩きするルポ。久住先生は五郎とキャラ違うもののやっぱり孤独のグルメ感が強い(一応、数人で訪れている事が多いが)。
2022/06/14
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