映画周辺飛行
映画周辺飛行 / 感想・レビュー
かんらんしゃ🎡
開け放たれたパチンコ屋のドアから「圭子の夢は夜ひらく」が聞こえ、健さんのポスターが貼られている時代、国電を乗り継いで名画座をはしごしていた。この本にはその頃かかってた映画ばかり載っている。ちょっと語ってみたくなるヌーベルバーグや伊ネオリアリズムは無い。意図的に俗っぽさに徹しているようだ。阿刀田好みの女優話も多い。つねづね氏は恋愛小説が上手いと思っていたが、どうも若い頃に観てた映画にその下地があるようだ。図書館放出本。映画も古いが紙も黄ばんでる。
2019/10/10
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