一滴の力水: 同じ時代を生きて
一滴の力水: 同じ時代を生きて / 感想・レビュー
さざなみ
不破哲三作「私の南アルプス」という美しい表紙の本を10数年前に読んだ記憶があるが、両者が心筋梗塞を経験した共通点から始まるこの対談をまとめた本を偶然図書館で見つけ、一晩で読んでしまった。 同じ時代を生きて との副題から興味ある話に満ち溢れ久しぶりに違った雰囲気の読書を楽しんだ一夜であった。 福島の原発事故、コンピュータ等現在に警鐘を呼びかけている点にも感動した。
2015/04/26
sumjin
1919年生の水上氏、1930年生の不破氏。10年離れているが、敗戦、戦後の混乱、高度成長からバブルの崩壊、平成の時代へと、かたや庶民・貧しい人々の目線で社会派小説作家として、かたや日本共産党初代書記局長から委員長と政治の最前線で生き抜いてきた二人の"地下茎でつながる"対談。水上文学の原点、原発、日本と世界の今後、味わい深い、我々の指針となる会話の数々。
2012/03/16
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