寂聴あおぞら説法 4
寂聴あおぞら説法 4 / 感想・レビュー
Kentaro
当時民主党の小沢一郎さんとのやり取りが秀逸です。「小沢さん、どうしてテレビにあまりお出にならないの、容貌コンプレックス?」と聞くと、照れて笑っている。「あなたね、その笑顔がとてもかわいいですよ。そういう風に笑顔をお見せなさい。いつも苦虫をかみつぶしたような顔ばっかりしていますけれど、女たちはそんな顔嫌いですよ」 小沢さんはその後、代表戦に出て、菅直人さんに勝って代表になった。人間は笑った方が良い。笑顔の方がどんな顔でも可愛らしく見えるから。笑う門には福来る。笑っているといいことがあるのです。
2019/08/25
トムトム
たまにはこういう本もいいか!観音様や仏様はさておき、ユーモア。人を笑わせられるってすごい事だと思いました。笑った人は、幸せになる。松本人志さんも「日曜の夜に自殺しようとして首にロープをかけていた人。たまたまついていたテレビ、ガキの使いを見て思わずフッと笑ってしまった。まだ笑えるならと自殺するのをやめたという人がいたそう」と言っていた。寂聴さんのユーモアが素晴らしい!
2020/08/09
K
2日 二戸市浄法寺町の天台寺での日曜法話。岩手県の政治家・小沢一郎氏との対談も。
2019/10/16
おおや
摩訶不思議
パンジャビ
あおぞら説法の中で一番面白かった。法話というよりも、寂聴さんの人生観やら主義主張などを多く話したものが収められている。天台寺の住職を退いたからだろうか?話がよりどりみどりで、86歳(2008年)とは思えないほど、冴え冴えとしている。繰り返し出てくるのは「想像力が大切。想像力は鍛えないと衰える。想像力を鍛えるために文化がある(読書、映画鑑賞、音楽鑑賞など)」ということ。全くそのとおりだと思う。想像力があれば、相手の立場にたって考えることが出来る=世の中ももっとよくなる、という主張にも深く頷く。
2010/04/27
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