「知の衰退」からいかに脱出するか?
「知の衰退」からいかに脱出するか? / 感想・レビュー
さきん
考えない人間が増えた、本を読まない、偏差値教育からの思考停止。知の衰退を正確に分析できていることを感じた。しかし、一方でグローバルリスト、原発推進、規制緩和派、改革派な提案がほとんどで移民を取り入れるなど根本なところでの自分と著者との世の中の在り方に対する違いを感じた。
2017/06/04
kaida6213
最近の日本人は考えなくなった、特に集団IQとも言うべきチームでのアウトプットの質が悪くなった。 なぜなのか?諸外国はどうなのか?どう立ち向かっていけばよいのか?を考察した本。 筆者は基礎教養としてIT、ファイナンス、英語のスキルと、加えてリーダーシップおよびやりたいことをやり抜く信念が大切だと説く。 やりたいことが見つからないというのも問題だと思うけど。諸外国比較は刺激を受けます。
2015/05/04
太田青磁
知の衰退の凄まじさを如実に感じる一冊。ここから抜け出すには自分の頭で考えて行動すること。頭では理解できるのだけど、自分自身が脱却しなければいけないのかと考えると、身動きが取れなくなる感じも拭えません。切れ味がよすぎるのかなあ。
2012/10/14
まめタンク
国家の品格で語られているものが、日本情緒や武士道精神なら、その対極にあるのがこの「「知の衰退」からいかに脱出するか? 」でしょう。大前さんはこれからの時代を生き抜くための3種の神器として「IT」「英語」「ファイナンス」を挙げています。大前さんは、「まず自分から行動を起こすしかない。集団IQがここまで下がってしまった日本政府や社会に期待しても、ムダである。」と言っています。サブタイトルにある、そうだ!僕はユニークは生き方をしょう。まさに、その通りだと思います。
2010/11/01
ふぇるけん
大前さんの本はいつ読んでも身が引き締まる思いがします。仕事でもついつい感情論に走りがちなのですが、きちんと考えて裏付けを取ってコミュニケーションすれば、きっと良い解決策が見える。近頃のダム工事の凍結論議などでも、感情論ばかりで『本当のところどうなの?』というところが見えてこない。二者択一ではなく、多面的にモノを考えなければ。
2009/10/11
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