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オトーさんという男

オトーさんという男

オトーさんという男

作家
益田ミリ
出版社
光文社
発売日
2009-05-22
ISBN
9784334975739
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オトーさんという男 / 感想・レビュー

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里季

お父さんってどこのお家でもこんな人じゃなかったかしら?ミリさんのお父さん。短気で怒りっぽくて、わがままで、でもやさしくて子煩悩。私の父にも似ているし、子供たちの父親である亡き夫にも似ている。ミリさんも、なんだかんだお父さんの愚痴言ってるみたいだけど、やっぱりお父さんのことが大好きなんだ。

2014/06/19

キク

なんというか「ヤベ、俺もこういうとこあるわ」と思わされる描写が結構ある。レビューを見ても「ウチの父もこんなことする!」という共感がすごく多い。ノホホンとした作風だけど、ミリさんの観察力はすごい。この本では傍若無人のオトーさんぶりを発揮してたお父さんだけど、数年前に亡くなられてる。その際のインタビューで、「もし今、お父さんに言葉をかけられるとしたらなんと言いたいですか?」と訊かれてたミリさんが、「ただ『お父さん』と言いたい」と答えていた。現役お父さんとしては、泣きそうになります。

2022/04/05

あきぽん

そういえば父の日が近いな、と亡き父のことを思いつつ、図書館で目にとまったコミックエッセイ。益田さんのお父さんは普通の、昭和のお父さんなんだな、と思いました。お父さんというのは娘からみたらなんだかずれているし、怒ったらこわいし、妻や娘は始終気をつかわなければならない。ずれ加減はお父さんによって違いますけど。でも後書きにもあるとおり、作家の家族はネタにされて大変ですね・・・。

2017/06/05

アキ

娘から見たオト―さんという存在は、ちょっと面倒くさくて、わかりやすくて、わかりにくい。娘に素直に接することができず、身近なのに、離れている気もするっていう感じがわかる気がする。娘からこんな風に見られているのかな~って思うだけで生き方は変えられないんだけどね。でもやっぱりオト―さん側の目線で、これわかるわーって共感すること多し。昭和の男はこんなもんでしょ。そう言いながら歳をとれば、娘も結局父親に似てくるんだけどね。

2019/11/30

ひめありす@灯れ松明の火

何処の家でもオトーさんと言うのは何故に遠い存在で、微妙にめんどくさがられて、ちょこっと恐れられているんだろうか。どうして手を洗わず、あんまり奇麗にしておらず(我が家で一番のつまみ食いの主犯だ)、ガジェットが好きで、短気で褒めて欲しがりと言う共通項を世のオトーさんは持っているらしい。自分の父親と似ている所、似ていない所、祖父や叔父たちも含めると皆誰かのオトーさんで、そして私の周りの男の人達もいつかこんな風にオトーさんになっていくのかな、思ったらなんだかおかしかったです。だけど健康にはくれぐれも気をつけてね。

2016/02/29

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