KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

本に訊け!

本に訊け!

本に訊け!

作家
大岡玲
出版社
光文社
発売日
2011-11-18
ISBN
9784334976712
amazonで購入する

本に訊け! / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

さゆ

職場で休み時間などに読んでいたので、やたら時間がかかってしまった。自分が読んだ本について書かれている部分は本当におもしろかった。とくに『坊っちゃん』。よく「痛快」とか表現されているけれど、何が痛快なのか、さっぱり理解できない自分がおかしいのかと思っていたけれど、これを読んでなるほどと思えた。

2012/01/06

たくのみ

「走れメロス」の原典である、シラーの劇詩「人質」、そのまたネタとなった「ピタゴラス派の実験」太宰らしさが少ないのは、その根底にある宗教的底流と理念的「友情」があったのではという仮説。そこから、日本と中国、欧米の「友情」の描かれ方の違いからの文化論。トムソーヤー、ハックルベリーの冒険から、「十五少年漂流記」と「蠅の王」そして、「ピーターパン」に至る「少年の心」とは何かの旅。悪女論、「坊ちゃん」論、スパイ論…つながっていく読書の楽しさ!見事にハマりました。

2015/10/02

深山木 寝子

何よりもまず、このお方の読書量に諸手を上げて拝み倒して頭を足元にゴリゴリと押し付けて平伏したくなる。古今東西、小学生でも知ってる名著から(その手の世界では有名なんだろうけれど)全く聞き及んだことがない書物を網羅し(本当に網羅としか言いようがないくらい)精通している文学評論。小難しい言葉が使われていて内容も小難しいが、語調が砕けているのでついつい読んでいて口の端が上がってしまう面白さがある。『もっと本読もう』と反省したくなる一冊。

2012/11/25

まやま

この本面白い!けどこの面白さは万人向けじゃなく、かなり本を読んでいないと判らないでしょ、ってイヤらしい気持ちも起こさせる本。

2012/01/27

蒼1228

坊ちゃんは中二病?という目次につられて読んでみた。実はちゃんと読んでいなかった坊ちゃん。痛快な話かと思ったら意外とそうでもないのか? 他にもいろいろ面白い読み方がされていて興味深い。

2012/03/21

感想・レビューをもっと見る