「すべてを引き受ける」という思想
「すべてを引き受ける」という思想 / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
吉本氏は、尊厳死とかボランティアに違和感を覚える(53頁)。 延命を断る宣言。 いいことをしている、というのをこれ見よがしに、 というか、わざとらしく感じるようでは、 どうなのか、ということだと思う。 ただ、好きでやっているのだから、 それで自己満足というのならいいけれども。 吉本氏は、親鸞の死のことはあらかじめ考えない、 なるようにしかならない、という思想を支持する(80頁)。 悲観するのではなく、楽観的な生き方を してきた人なのだと思う。 さらに, 宮沢賢治とラスキンの言及がある。 「芸術社会学」。
2014/04/17
かめぴ
読みにくい。訳の分からん(こんな事言ってる時点で…)見出しなんか付けて余計に小難しくして。爆。この二人の頭の中が覗けるのはとてもワクワクしたが、確かにと思う事もあり、ホスピス尊厳死問題なんかは、へーと思ったり、結局はこんな対談が出来る二人っていいなと思いながら読了。
2018/04/21
ハチ
不勉強にも吉本隆明さんの事をまったく知らないで読み始めました。自分の引き出しにない思想でなかなか読み進めるのが苦痛な所もあったけど、戦争、戦後を駆け抜けた大人の思想というものに少し理解ができそうになれた。
2018/10/05
風眠
ふわっふわした内容で芯が無い、というか、なんだか中途半端な感じだった。項目?というのですか、会話の頭ひとつひとつに、サブタイトルみたいなのが付きすぎてて読みにくいし、なんだか混乱するような構成だった。もっと対談の内容そのものに集中できるような、本の作り方をしてほしかったなと思います。「わかり易くて程度が低くならない文体は可能か」と、第五章で吉本氏もおっしゃっていたことにも通ずることだなぁ・・・なんて。尊敬するおふたりの対談本でとても楽しみにしていただけに、とっても残念・・・。
2012/11/18
ゆうじぃ
わかりやすいところもあるが、わかりにくいところの方が多かった。理解するのはこの二人の著書をもっと読んでからの方がよいかもしれない。
2024/10/16
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