乞食の精神誌 (シリーズ・にっぽん草子)
乞食の精神誌 (シリーズ・にっぽん草子) / 感想・レビュー
kana0202
さらりとよんだ。ジプシー、キリスト、日本の民俗学など幅広い。生と俗、社会的組み込み。
2023/07/09
guanben
住むところも、食べるものも、財産とかも、なーんもないのにフラフラ生きれてる人って、実はスゴイ人なのかもって、昔の人たちは思ってたわけですね。本書では、キリスト教にも言及していて、「無」に精神性をもちだすところは、東洋的思想に限らないようだ。
2015/03/12
Tomochum
かつて宗教と同一だったものが、近代化により街の外部へ隔離。柳田國男をちゃんと読んで無いので、乞食村の話が衝撃的でした。村外乞食と村中乞食。冬の間中貧しい村の母子で別の村に乞食して回りお堂で布団も無く寝るとかそういう行動が「しきたり」で「慣習」であったこと。その母子も、より貧しい村の中の家には施しをするという。
2011/12/30
門前照二
山折先生は大学の先輩にあたる人。「民俗学栄えて、民俗衰う。宗教栄えて、宗教学衰う」という言葉が印象に残った。
2010/01/28
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