ついこの間あった昔
ついこの間あった昔 / 感想・レビュー
こぽぞう☆
1番古いもので大正2年、新しいもので昭和40年代、30枚の写真とそれにつけた著者のエッセイ。写真は良かったし、昭和37年生まれの私でも、ところどころ懐かしいものも。ただエッセイの方はぴんと来なかったな。写真に密着しているものはまだいいとして、「昔は良かった」に終始する。現代の子供たちの多様な世界のおもしろさとか、想像もつかないのでしょう。
2016/07/14
シルク
わたくしの父母がこどもだった頃辺りかね。白黒の、なんとも「ふむ~、昭和(*´Δ`)」な写真達。『写真でみる日本生活図引』(弘文堂)という本があるそうなが、それに掲載されている写真に、林望氏がコメントのような、感想のような、注釈のようなものを書いてった……のが、この本だってさ。写真見ながら、あーいうことがあった、こんなことが思い出される、と。わたくしはこどもが遊んでいる写真の項目をどれも面白く読んだ。「……これに対して女の子たちは、ゴム段だとかままごとだとか、エレガントで安全な遊びをした。」(p.56)
2019/10/02
neimu
いたく郷愁をそそられるというか、曖昧だった記憶を鮮明にされるというか、10歳程度年上の著者のコメントに深くうなずきながら読んでしまう自分に老いを感じざるを得ない。でも、1枚1枚の写真と文章に感情移入してしまう自分がいる。
2008/12/25
Haruka Fukuhara
微笑ましい写真にあたたかい文章。あっという間に読めてしまうけれど、じわじわと心あたたまる一冊。同時代の人にこそふさわしい感覚なのだろうけど、どこか懐かしさを感じている自分がいた。
2017/02/15
moe
高齢者との話題作りのための資料として。
2018/06/09
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