乙女手帖―少女小説
乙女手帖―少女小説 / 感想・レビュー
ワタナベ読書愛
1984年(昭和59年)刊行。初出:1940年。裕福な家庭の少女と、厳しい境遇の少女が、お友達になる話。戦前の東京で繰り広げられるいろんな人の人生のあれこれや、悩み、葛藤、生活苦、その他諸々が、鮮やかに描かれる。お話がどんどんドラマチックに展開していき、朝の連続ドラマのよう。最終的にはうまい事、それぞれが一番幸せなところにおさまるので、読後感がよい。熱心なファンの熱い要望に応えて、当時の装丁を再現。本文は現代人に読みやすくしてある親切設計。祖父母の時代の、乙女のトキメキが体験できる。なかなかいいぞ少女小説
2024/03/07
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