世界幻想文学大系 第26巻 アカシャ年代記より
世界幻想文学大系 第26巻 アカシャ年代記より / 感想・レビュー
スターライト
神智学協会会員であり、のち脱会して人智学協会に入会して指導的な立場にあったシュタイナーによる「論文集」。最初、雑誌「ルツィフェル=グノーシス」誌に4年間にわたって連載され、シュタイナーの死後、マリー夫人によって単行本にまとめられた。宇宙の創世から太陽、月、遊星などの誕生、現生人類が生まれるまでの様々な生命形態の人類が段階を追って発展してきた様子を、見霊者の視点から哲学的自然科学的に叙述。唯物論的な見方では限界があり、霊的な視点が必要だとの認識から語られる「歴史」は幻想的かつ神秘的。ステープルドンを想起。
2021/01/24
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