妖怪 (書物の王国)
妖怪 (書物の王国) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
初めは水木しげる先生の随筆から始まるのが心憎い。お子さん認定の「お化けの仲間」という言葉が只管、羨ましい。それは妖怪好きにとっては最高の栄誉ではないか!「日本の幽霊」の西洋と東洋の幽霊の違いや『百鬼夜行絵巻』などの絵解き考察なども楽しい。妖怪VS人間の根性比べの決定版「稲生物怪録」も収録。どんな妖でも動じなかった平太郎氏へ妖怪の総大将、山本五郎左衛門からの最後の対決が仕掛けられる。それは意外蚯蚓!実は平太郎氏、蚯蚓が大の苦手なのだ!どうなる、平太郎氏!「エプスワース牧師館の怪」は実話版「カンタービルの幽霊
2022/08/27
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