シュヴァンクマイエルの博物館―触覚芸術・オブジェ・コラージュ集
シュヴァンクマイエルの博物館―触覚芸術・オブジェ・コラージュ集 / 感想・レビュー
安南
触覚に並々ならぬこだわりがあるのだなぁ。そういえば、映画を観ていてもそれは感じられる。あの舌の使い方!たまりません〜。エヴァとのコラボ「視覚と触覚の対話」がおもしろい。シュヴァンクさんも奥様あっての芸術家なんだろうな。こんなふうに趣味嗜好、世界観が共通しているなんて素敵な夫婦!
2014/02/27
Yuuki.
この本はしょっちゅう眺めていたものの、10年ぶりくらいに本人による作品の解釈や文章も伴った作品などのテキスト部分までしっかり読み込んだ。やはり、作品によっては写真を眺めるだけよりも解釈や物語と共に見た方がより面白い物も。彼の書く作品の一部としての文章は、他の映像作品やコラージュ、ドローイング等と同様、どこか不気味。時代、形態、材料を問わず、どの作品も好みだ。あからさまに卑猥な作品も、異様過ぎてもはや卑猥に見えないのが不思議。それどころかコミカルにすら見える作品もある。何度開いても飽きない一冊。
2017/04/11
misui
映像以外のシュヴァンクマイエルの仕事を紹介している。といってもむしろ映像のほうがサブであって、その他の活動がメインではないかと思わせるほどに濃い。インスピレーションと手仕事の感触を重視するところまでは正道の芸術家らしいのだけど、その度が過ぎて錬金術や触覚芸術にまで及んでいるあたりスケールが違う。アニメーションに関しても、手仕事によって物体に生命を与えるというところが大きいのだろう。チェコのゴーレム伝説を想起する。
2014/09/18
かみしの
大学生のときにファウストを見て好きになった。社会人になって、やっと作品集を買えるようになった。このグロテスクだけど、ちょっとかわいいオブジェ。ほしい。
2016/01/08
まにまに
孤独を怒りで埋めて生きるような生命力を感じた。
2015/01/17
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