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屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (吉屋信子乙女小説コレクション 2)

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (吉屋信子乙女小説コレクション 2)

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (吉屋信子乙女小説コレクション 2)

作家
吉屋信子
嶽本野ばら
出版社
国書刊行会
発売日
2003-03-01
ISBN
9784336044839
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屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (吉屋信子乙女小説コレクション 2) / 感想・レビュー

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井戸端アンジェリか

屋根裏って響きにソワソワドキドキするのはなぜでしょうか。楽しい秘密が隠れているような心持ちがします。 この本にも隠れてましたふたりの処女が。信子センセの作品はまだほんの数冊しか読んだ事がないけれど、大抵は精神的なモノだったのにこちらはあらまあ!でございました。ふふふのふでございます。   嶽本野ばらさんの註釈がとても面白く、正直申し上げますとそちらの方がより楽しく思ってしまいました。

2015/06/17

ni-ni-

やたら工藤さんの印象が残ってしまった。彼女がメインで百合だったらもっと面白かったのに…なんて思ってしまった。主人公の章子がなかなか無気力な人なので、ちょっと慣れるまで苦労した。秋津さんと絡みだしてからは、テンポ良く読めたかな。最後はいつものように悲恋かと思いきや、希望ある終わり方でホッとした。野ばら氏の解説はちょっと余計。エスとレズビアンをそこまで区別したがる理由が分からない。

2010/11/09

りっとう ゆき

周りになじめず細かいこと深いことを考えてしまう、こんな主人公にはつい共感を覚える。気持ちの拠り所となる人がいてよかったな。二人はどんな大人になるんだろう。 舞台が「屋根裏」とか、引っ越してテーブルを買うとか、絵としてよかったシーンがたくさんあった。

2020/06/23

ももや

うにゃうにゃのよなよなの、もうどないせー言うんじゃい、って気分になってしまう難儀なお話。作品の時代背景ではありえない、衝撃のハッピーエンド付き。野ばら先生はうまうまとはまり込んで、せっせと訳注書きましたが、僕はメレンゲだかマカロンだか、甘ったるい泡みたいなお菓子ばかりを、たらふく食べてちょっときもわるな気分。シリーズがあと2冊あるようですが、もうおしまいにします。もう、おしまいにして頂戴!

2019/07/30

壱片時乃

吉屋さんの代表作とされる一冊ですが、『花物語』や『わすれなぐさ』とは少々趣が異なり、こちらから入った方は読みにくさを感じるかもしれません。短編の『返らぬ日』のような文体です。特に序盤は展開が遅く、退屈に感じる人もいるかと思います。ただ後半からの盛り上がりからは、純粋に読み物として楽しめます。部分的な文章はくどいことが多いですが、作品のテーマは決して押しつけがましくなく、自然な感動とともに読者へ提供されます。

2010/02/20

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