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短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション)

短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション)

短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション)

作家
スタニスワフ・レム
沼野充義
関口時正
久山宏一
芝田文乃
出版社
国書刊行会
発売日
2015-05-25
ISBN
9784336045058
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短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション) / 感想・レビュー

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KAZOO

この作者の小説はかなり以前に「ソラリス」を読んだことがあり、映画もみました。それで名前だけは覚えていたのですが、作品集が出ていたのですね。お気に入りさんの感想でこの短篇集(というかページにぎっしりと文字があって中編に近い感じもしますが)を楽しみました。「仮面」のような幻想文学的なものもあったり、星新一さんがショートショートにしそうな「洗濯機の悲劇」などかなり幅広い作風があると思いました。

2017/12/09

燃えつきた棒

○星間の レムの世界で 触手出せ  世界で一つの 私という奇形 / 「三人の電騎士」:バカバカしくて愉快。 「航星日記・第二十一回の旅」:安部公房の「壁~S・カルマ氏の犯罪」や「水中都市」にも通ずるナンセンスを感じた。 ほとんどがSF初心者の僕の貧しき想像力には遠く及びもつかない作品だったが、微かに「テルミヌス」にまだ見ぬ「ソラリス」の影を見たような気がした。

2017/12/02

月世界旅行したい

バカ話ばかりである。(もちろん褒めている) この中だと異色なのが「仮面」。

2015/05/27

おおた

故国ポーランドで人気のある作品から選ばれたという上位はほとんどが「あたま山」。しかもハイパーインフレあたま山で、ほら話が天文学レベルで積み重なっていき、ラストの収縮加減もあたま山そのもの。おもしろいんだけど続けて読むと傾向が似ているので飽きも出てくる。一方でラストの「仮面」では美麗で残酷なファンタジー、精緻な描写が重ねられて幻想文学の域に達する。現地ではあまり人気がないらしいですが、わたしはこういう緻密な細工が読み取れる作品の方が好き。

2017/08/23

MATHILDA&LEON

なんとも摩訶不思議な世界観。複雑で難解な部分があったりもするが、それ以上にファンタスティック。宗教やテクノロジーなど様々な分野が融合しており、一見ハチャメチャかと思いきや、全てがスッと収まっていて違和感も無い。どれが一番良かったか選ぼうと思ったが、幾ら考えても答えが出なかった。全部良いんだもの!

2015/07/11

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