北斎妖怪百景
北斎妖怪百景 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
まずは錦絵・肉筆画から。表紙に採られた「百物語」のこはだ小平二、そして同じく「百物語」のお岩さん、さらやしき、しうねんなど北斎の妖怪絵で名高いものはおおよそここにある。それ以外の出典では、生首図と幽霊図が不気味だ。『椿説弓張月』以下の読み本の挿絵は残念ながらモノクロームだが、構図や人物像は北斎独特のものであり、すさまじいばかりの迫力である。後段には『北斎漫画』が収められているが、これまた北斎の画業の確かさを語って余りある。
2024/03/31
★YUKA★
京極さんのまえがきから始まります。 恐いけど、とても魅力のある一冊でした。色の使い方が、とても鮮やかで綺麗(*´ω`*) 魅了されました!
2015/09/25
♡kana*
京極さんの名前につられて。北斎って富士山ってイメージだったけど、妖怪もお好きだったよう。 富士山の絵の素晴らしさは私には分からないけど、これは、すごい。 色がこんなに鮮やかだとは。
2015/02/11
花乃雪音
葛飾北斎が描いた妖怪・怪異・異形を「百物語」、読本、「北斎漫画」等からピックアップしている。北斎の妖怪画というと一風変わったお岩さんや皿屋敷を描いた「百物語」がまず頭に浮かぶ。そのため「北斎漫画」が収録されていることに訝しんだ。読んだことはあったが妖怪画という認識がなかったのでそういう一面があったのかと思わされた。
2024/07/20
芍薬
夏ですし妖怪だよねって事で購入。今まできちんと観た事が無かったのですが、葛飾北斎素晴らしい! 分かり易くも斬新な構図、緻密で美しい線、恐ろしい程リアルなのにコミカル! 愛すべき妖怪たちが沢山でした。
2012/06/12
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