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妖怪画本・狂歌百物語

妖怪画本・狂歌百物語

妖怪画本・狂歌百物語

作家
京極夏彦
多田克己
出版社
国書刊行会
発売日
2008-08-01
ISBN
9784336050557
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妖怪画本・狂歌百物語 / 感想・レビュー

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♡kana*

安定の京極さんの解説。絵も綺麗。手元に置いておきたい☆ そういわれてみれば、今の世の中は、野暮なのかも。何でも、説明してしまうとか、不思議なことを不思議なままにしておかないとか。 送狼、文福茶釜、離婚病、うわばみ、一寸法師。

2015/03/17

よみにゃん子

その時代に生きる人により全く違う解釈がなされる数々の現象は、進化もすれば忘れ去られ退化もする。昔の人からすれば化け物や妖怪の仕業。それを現代の人が見れば、ひとたび科学の力で解明されて・・・。時代や人の見方、はたまたその時の気分にまでも左右され変化する「現象」はまるで生き物のようですね。私は科学で多くが解明される現代を生きていますが、それでもやっぱり妖怪が好きです。原理を知っていても、家が軋めば家鳴のせい、怪しい光を見たらそれは陰火で狐火で火の玉で。その方がきっと人の何倍も楽しみを持っていられる気がします。

2013/12/22

のの。

狂歌と百物語。江戸文化と妖怪の設定が面白かったです。特に狂歌は全く接する機会がないので味わい深いものがありました。デザインも素晴らしく妖怪画集としても素敵。ただ図書館で私以外の誰が借りるんだろう……

2009/08/30

てまり

キャラクターとして名高いものから自然現象、物語として伝わる ものまで96の妖怪それぞれが、絵と狂歌で著された画本。さらに、京極・多田両氏による妖怪と化け物、狂歌についての語りもあり、妖怪好きにはいくら眺めても飽きない垂涎の一冊だ。京極氏の、「化け物は淘汰されるもので、妖怪は増殖するものだ」という、化け物と妖怪の成り立ちに関する一節がおもしろかった。これだけの本だ。高いのは無理もない。しかし高い・・・軽装版で出てくれないものか。

2008/10/03

つばき

狂歌が沢山載せられていて、面白かった!うまい!と思わず言ってしまう歌、ゾッとする歌、物悲しい歌、笑える歌、狂歌って、あまり興味がなかったけれど、面白いものだったのね。妖怪といえば、京極夏彦さん。さすがでした。

2012/06/18

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