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ドリフトグラス (未来の文学)

ドリフトグラス (未来の文学)

ドリフトグラス (未来の文学)

作家
サミュエル・R・ディレイニー
浅倉久志
伊藤典夫
小野田和子
酒井昭伸
深町眞理子
出版社
国書刊行会
発売日
2014-12-29
ISBN
9784336053244
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ドリフトグラス (未来の文学) / 感想・レビュー

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紅はこべ

久し振りの海外ものがよりによって難解分厚いSFとは。国書刊行会の〈未来の文学〉はSF素人の私でも好きなシリーズなんだが、この作家はなかなか難物だった。宝石にこだわりがある人みたい。そのせいか色彩描写が鮮やかで美しい。「真鍮の檻」「ホログラム」「時は準宝石の螺旋のように」は繋がっている?「時は準宝石の…」「プリズマティカ」「エンパイア・スター」がわからないままにも良かった。スタージョン好きなら共鳴できる作家だ。

2016/04/24

かわうそ

ディレイニーの小説は表層の筋立てだけではなくなぜそのような構成になっているのかを考えながら読む方が楽しめるんだろうなとは思いつつなかなかそのような読み方は難しく頭がグラグラしながらストーリーを追うので精一杯だったけどそれはそれで楽しく特によくわからないなりに「エンパイア・スター」は非常に面白く読みました。

2015/01/28

月世界旅行したい

再読? になるのでしょうか新訳でも。収録作の多くは昔サンリオで出たものを読みました。(読んだ時は絶版なので図書館で読みましたが) 逆にディレイニーは他の長編を一切読んでいなかったりします。再読した印象は、ディレイニーのことよりギブスンを思い出したこと。この華麗さはまちがいなくギブスンだった。(当然、影響を受けたのはギブスンですけど) そうとうギブスンはこの作品たちが好きなんでしょうね。上昇志向や半私小説的なものも感じるけど一番印象的なのは華麗さでした。

2014/12/31

波璃子

分厚い上に開いてみたら二段組みで読むのに時間がかかった。表題作と「エンパイア・スター」が好み。還ってゆく宇宙の壮大さが圧倒的でした。ゼラズニイの作風に寄せた「われら異形の~」も良かった。

2016/04/16

garth

「いかなる社会においても、ほんとうに重要な存在といえるのは芸術家と犯罪者だけだ。なぜなら、彼らは当該社会から浮いていても、その社会の価値を問うことによって、その社会にむりやり変化をもたらしうるからだよ」やっぱり新訳『エンパイア・スター』が素晴らしい。このタイミングで再読できたのもありがたかった。以前に読んだときは、こんなにもハインラインに多くを依拠していたってことに気づいてなかったから。

2015/01/29

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