僕らのヒットパレード
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僕らのヒットパレード / 感想・レビュー
もりくに
LP(レコード)の時代に音楽を聴き始めて、今でもLPを「買い集め」聴いている作家の片岡義男さんと、音楽家の小西康陽さんの「ヒットパレード」。片岡さんは、中古レコード店を巡って、必ず「一抱え」(LP20枚程)買っていると。「まだ、自分の知らない音楽が眠ってるんではないか?」と。小西さんも同じ調子だから、二人から出てくるミュージシャンの名前は、ほとんどが知らない名前ばかりだが、二人はとても「熱く」語ってる。これらのレコードは、「レトロ」とか、「オールディズ」ではなく、「素晴らしい音楽」として捉えられている。
2018/09/12
nono
レコードは断じて音楽データの容れ物などではなく、「レコードを所有すること」自体に特別な意味があると気付かされた。同時に、「文化的な豊かさ」とは何ぞやということについて考えた。個人的には、小西康陽がレコードしか聴かないのはもちろん、70年代以降のものは一切買わないということに驚いた。
2013/03/10
ポルポ・ウィズ・バナナ
小西康陽氏、片岡義男氏、ともに美文。あまりに美しすぎて全く内容が頭に入らないぐらいのものが、ある。つまり、じつに音楽的なのだ。「的」なんかじゃなく「音楽そのもの」といっていいかもしれない。
2012/11/01
浅野 勝人
先程、読破。気になっていた作家と気になっていたミュージシャンの対談とエッセイ。特に片岡さんのボブ・ディランに関するエッセイを読み、英語を勉強しなおそうと思った。ビートルズを理解するには、に置き換えたら同じだから。ボブ・ディランは聴いていないのが多すぎるからちょっとずつ聴いていきたい。ボブ・ディランは中学生か高校生の時にベスト盤を買ってから聴いていけばいいのに、ビートルズのCDが全世界発売とかぶったからビートルズを優先した。あとレコードを買っていきたい。CDはやっぱり飽きる。CDは車、レコードは家、が理想。
2016/09/18
Norikko
権利の諸事情だとは思うが、文中で紹介しているジャケ写が少ないのが残念。でも、掲載されてないジャケットを探しに行くという楽しみをもらえた気もする。お二人の対談イベントが開催されたらまた参加したいなー。
2015/04/06
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