夢覘: 佐伯俊男画集
夢覘: 佐伯俊男画集 / 感想・レビュー
HANA
画集。「夢覗」という題名に違わず、見ていると他人の夢を覗き込んでいるかのような不安感に襲われる作品ばかり。それも血とエロスと土俗に満ち溢れた飛び切りの悪夢。生首を愛でる女やセーラー服のまま人外に犯される女性、理不尽な子供や老人、何処かで見たような怪人。おぞましいのにどこか懐かしい気がするのは、一つ一つの要素が土俗の形をとって我々の集合的無意識に作用するからかなあ。この土俗という感じが如何にも七十年代的ではあるけれども。それにしても久しぶりの佐伯俊男の画集、堪能させてもらいました。
2014/06/27
アズル
佐伯俊男さんの個展が渋谷で開催されています。そうそう、行ってみよう!と個展に行き、このサイン本をゲットしました。脳がクラクラして痺れます。他の画集も欲しくなりました。
2018/01/28
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