定本 夢野久作全集 (第5巻)
定本 夢野久作全集 (第5巻) / 感想・レビュー
ぐうぐう
全集第5巻には『ドグラ・マグラ』以後の短編が収録されている。巻末の解題で全集編集者の西原和海が「十年余の歳月を労して書き上げた、あれほどの大作「ドグラ・マグラ」を世に送り出した直後であれば、大方の作家の場合、ここらで一息つきたくなりそうだが、夢野久作はそうではなかった」と指摘しているように、実に多様で多彩な作品が、ここには並んでいて驚かされる。巻頭を飾る「超人鬚野博士」からして、ふざけていると言うか、なんというか。(つづく)
2023/02/02
∃.狂茶党
『超人鬚野博士』これは『犬神博士』の系列。 『犬神博士』の直接の続編ではないけど、設定的に続きのようなところがある。 ただ、可愛らしい犬神博士とは違って、鬚野博士は、だいぶ蛮カラ。 『人間レコード』この発想としては古典。 後発のあれこれ(『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』など)が、この作品を読んでいたのかどうかが気になる。
2024/03/14
コーギー
少女地獄の「何でも無い」のみ読了。
2024/09/06
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