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水の迷宮

水の迷宮

水の迷宮

作家
種村季弘
出版社
国書刊行会
発売日
2020-12-21
ISBN
9784336070807
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水の迷宮 / 感想・レビュー

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HANA

碩学による鏡花論をまとめた一冊。装丁や見返しに小村雪岱を使っているあたり実にわかっているなあ。名高いちくま文庫の鏡花集成を編集しただけあり、水やアーキタイプとしての女性、摩耶夫人に白山信仰、オシラ様と多岐に渡り、鏡花集成の解説文に、芝居と対談と充実した内容となっている。鏡花で覚えているのは「高野聖」に「草迷宮」「春昼」等代表作だけで、本書中によく言及されている『山海評判記』等は内容を大部分忘れてしまっているのだが、それでもやはり本書を読むとまた手あたり次第鏡花を読みたくなる。そんな魅力を持った一冊でした。

2021/01/02

gibbelin

雨の日に読むと、水をくぐった気にさせられますな。

2021/04/28

bunca

種村季弘×泉鏡花論 面白くないはずはない。 女性像の特徴、水属性の話、高層階への恐怖というのが印象に残った。 本職のドイツ文学の引用部分は理解が難しかったが、それ以外は読みやすい。 川上弘美さんとの対談も面白い。

2024/02/20

Shoko

種村季弘による泉鏡花論!待ってました~ですね。 泉鏡花を読み直したくなりました。

2021/03/18

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